栄養外来を立ち上げるためには、栄養療法の知識に加えて外来の経営能力、検査データの解釈能力、そして患者さんとの適切なコミュニケーション能力が必要です。患者さんに適切に検査やサプリメントを提供できなければ、いくら栄養療法の知識があっても外来は成り立たないでしょう。まずはどのような栄養外来を行いたいか考えてみてください。
・どの様な患者さんを診るのか?
・どの位難しい患者さんを診るのか?
・どの様にして集客するのか?
・診察料や検査代はどのくらいに設定するのか?
必修コースのセクション12栄養外来入門もぜひご参考にしてください。
検査の解釈と診断、それを簡潔に患者さんに伝えるには多少の練習が必要かもしれません。これに慣れるコツは同じ種類の検査を何度もオーダーすることです。最初は色々な検査に手を出しすぎないことがとても重要です。治療のモデルを作り上げ、そのモデルを構築できる検査を選んでください。
栄養療法の開設には、様々な資料を作成する必要もあるでしょう。例えば食事指導に必要な資料、サプリメントの飲み方一覧表や、サプリメントを輸入する際には厚労省に提出する申請書も必要になってきます。自分の勉強と共にゆっくり時間をかけて準備を進めてください。
研究会では、栄養療法外来開設に必要な書類一式、開設に必要な動画および、毎月1回の医療関係者専用の症例検討会、および専用掲示板がセットになった栄養外来開設支援講座を用意していますので、ご興味のある方はぜひご検討ください。
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さらに詳しく知りたい方は事務局までお問合せください。
栄養療法外来の立ち上げ時に必要な資料、検査やサプリメントリスト配布、海外サプリメントの輸入の手続きなど、宮澤医院で使う資料を公開しております。クリニックにおける本格的な栄養療法外来の立ち上げに最適です。
臨床分子栄養医学研究会では栄養クリニックを開設された方のクリニックリストを公開しております。
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