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薬だけに頼らない「脳の栄養リセット」入門

冨田のぞみ · 2026年3月28日 ·

こんにちは、宮澤です。

ATMC Teamによれば、今回紹介されていたMGさんのストーリーは「不眠・不安・うつ」で悩み、4種類の向精神薬を自力でやめられずに来所したところから始まります。信頼への不安や「自分でやめられない」ことへの抵抗がありつつも、安全で支え合える環境の中で、薬を減らしながら、自然由来のチンキや各種セラピー(マッサージ、鍼、サウンドヒーリングなど)を使い、睡眠や感情の安定を取り戻していったプロセスが語られています。その中で「自己信頼」「自分で選ぶ力」「境界線を引く力」が育ち、最終的には薬をやめた上で、これからは自分を大切にしながら人間関係を築いていくイメージが持てるようになった、という内容でした。

—

僕、昔から映画を観るときに「この人、もし栄養足りてたらここまで追い詰められなかったんじゃ…」って思っちゃうタイプなんです。
たとえば、夜眠れなくて深夜のキッチンでカップラーメンをすする主人公。
見ながら心の中でこうツッコむ。

「それ、血糖ジェットコースターまっしぐらだよ」って。

現実世界でも同じで、
・寝る直前までスマホ
・カフェインで昼を乗り切る
・疲れたら甘いもの
このコンボで「不眠・不安・気分の波」を抱えている人、めちゃくちゃ多いんです。
で、「メンタル弱いからだ」と自分を責めちゃう。

でも本当は、
心の問題というより「脳と体に必要な材料が足りてないだけ」ってケースも山ほどある。
MGさんのストーリーを読んで、僕はまさにそこを感じました。

—

僕から見ると、このATMCのケースって「メンタル=脳の機能=栄養と環境」という当たり前だけど見落とされがちな視点を、すごく分かりやすく示しているんです。薬をいきなり否定するわけじゃないけど、①安全な環境、②自律を尊重するスタッフ、③自然療法やボディワーク、④人とのつながり、こういう土台があるからこそ「薬を減らす」「自分を信じる」が現実的になる。僕の臨床経験でも、栄養状態を整えずに不眠や不安だけを薬で抑えようとすると、結局→用量が増える→副作用が増える→また薬を足す、というスパイラルになりがちなんです。だからこそ、感情のケアと並行して「血糖」「鉄・亜鉛・ビタミンB群」「腸の状態」をテコ入れする栄養療法は、かなり強力なベースになると考えています。

—

ここからは、もう少しだけ「栄養療法」の話を。

多くの人の頭の中って、こんな感じになってるはずなんです。

– メンタルがしんどい
 → まず思い浮かぶのは「カウンセリング」か「薬」
– ご飯のこと?
 → 「まあ、普通に食べてるし」「サプリは気休めでしょ」

でも、実際に体の中で起きてることはもっとシンプルで残酷で、

– セロトニンやGABAを作る材料が足りない
– 血糖が乱高下して、脳が「危険!」モードになってる
– 鉄・亜鉛不足でエネルギーも解毒も回らない

って状態だったりします。

ざっくりいうと、

– いつも不安で頭が休まらない
 → 血糖とカフェイン・アルコールの問題かも
– イライラ・落ち込みがジェットコースターみたい
 → タンパク質不足+腸内環境の乱れかも
– 寝つきが悪くて、朝はゾンビ
 → メラトニンの材料(トリプトファン+鉄+B6)が足りないかも

こういう「かも」が、実際にはかなりの割合で当たってるんです。

—

じゃあ、何から変えればいいのか?を、MGさんのケースをヒントに整理すると、

1. 「安全」と「安心」を先に作る
 → いきなり全部変えない。
 → まずは「完璧を目指さない」と決めること。

2. 血糖のジェットコースターを止める
 → 朝にタンパク質(卵・納豆・豆腐・魚)をちゃんと食べる
 → 甘い飲み物・菓子パンを「毎日」→「週に2〜3回」くらいに減らす

3. 睡眠の材料を足す
 → 寝る3時間前までに夕食を終える
 → マグネシウムを意識して摂る(海藻、ナッツ、にがり、サプリなど)

4. 脳の「サビ取り」と「土台作り」
 → 魚(EPA/DHA)、良質な油(オリーブオイル、えごま油など)
 → ビタミンB群(肉・魚・卵・レバー・玄米など)を毎日コツコツ

これ、全部やらなくてもOKです。
1つずつでいい。
「昨日よりちょっとマシな選択」が積み上がると、驚くほどメンタルは変わります。

—

臨床経験から言うと、
薬を減らしたい人ほど「栄養」と「睡眠」と「人とのつながり」をサボれないんです。

逆に言うと、

– 栄養がスカスカ
– 寝不足がデフォルト
– 一人で抱え込む

この状態で「薬だけやめたい」は、
ブレーキ外して坂道を下りながら「でも安全に止まりたい」と言っているようなものなんですよね。

だから、順番としては、

1. 体と脳に「材料」を戻す(栄養療法)
2. 安心できる人・場所を増やす(環境整備)
3. それから薬の調整を、主治医と相談しながらゆっくり

この3ステップで考えるのが現実的だし、安全です。
「心の問題」を意志の弱さだけで説明しない。
脳の仕組みと栄養の話を知って、自分のコンディションを自分でマネジメントしていく。
これが、MGさんが手に入れた「自己信頼」にもつながるし、僕が患者さんたちに一番身につけてほしいスキルなんです。

—

まとめると、

– メンタルの不調は「心だけの問題」じゃない
– 栄養・睡眠・環境を整えると、薬に頼りきりじゃない選択肢が見えてくる
– 自分の体と脳の仕組みを知ることは、「自分で自分を守る力」を育てること

ってこと。

だから、「メンタル弱いから…」と責めるより先に、
「自分の脳に、ちゃんと材料あげてたかな?」って視点を一度持ってみてほしいんです。
それが、栄養療法を学ぶべき一番の理由だと僕は思っています。

また書きますね!

参考にした記事:
Much Greater Inner Strength(MGさんのストーリーの原文はこちら)
https://www.alternativetomeds.com/blog/much-greater-inner-strength/

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