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「ビタミンDは“がん予防サプリ”じゃない──全身のバリアを守る『SLBSモデル』という新しいカラダの見方」

冨田のぞみ · 2026年4月24日 ·

こんにちは、宮澤です。

Orthomolecular Newsによれば、ビタミンDは「がん予防の栄養素」どころか、腸・血管・肺・脳・皮膚など全身の「バリア機能」をコントロールする“司令塔”で、ビタミンD不足になると腸のリーキーガットだけでなく、血管・脳関門などあちこちの壁が同時多発的にゆるみ、慢性炎症やがん、自己免疫疾患、加齢性疾患の土台になるという「全身リーキーバリア症候群(SLBS)」という新しいモデルで説明できる、という内容でした。

—

この前、夜ふらっとコンビニ行ったら
明け方近いのに、エナドリとカップ麺買ってる若い人がずらっとレジに並んでて。

「みんな、明日も仕事(か学校)なのに、これで体もつのかな…」って、余計なお世話をしつつ、僕もおでんを握りしめて並んでました。

で、帰り道にふと思ったんです。

僕らって
・睡眠削る
・ジャンク増える
・ストレス溜める
・日光浴びない
このコンボを毎日くらってるのに
「なんで急に体調崩れるんだろう?」って不思議がるじゃないですか。

でも、今回のビタミンDの話って、
これをすごくシンプルに説明してくれるんですよ。

→「体のあちこちにある“壁”が、ジワジワ穴だらけになってる」ってことなんです。

腸の壁、血管の内側、脳を守る血液脳関門、肺の粘膜、皮膚のバリア。
それをまとめて守る“現場監督”の一人がビタミンDで、
不足すると、現場の職人(タイトジャンクションたち)がサボりはじめる。

その結果、
・腸から毒素や未消化タンパクが漏れる(→リーキーガット)
・血管から炎症物質が漏れる(→動脈硬化・高血圧リスク)
・脳のバリアがゆるむ(→認知機能への影響)
・皮膚のバリアが崩れる(→アトピー・湿疹)

こんな感じで、一個一個は「ちょっとした不調」なんだけど、
全部つながって「慢性炎症体質」になっていく、って構図なんですね。

—

僕から見ると、この“全身リーキーバリア症候群(SLBS)”って概念は、栄養療法の現場感覚とものすごく相性がいいです。

臨床経験から言うと、ビタミンDが不足してる人って、
・腸が弱い(ガス・下痢・便秘・食後のだるさ)
・風邪ひきやすい
・肌トラブルが多い
・なんとなくメンタル不調
・炎症系マーカーや自己抗体が高め
このセットを抱えていることが本当に多い。

血液データを眺めると、
「腸だけが悪い」「免疫だけが変」「血管だけが問題」って、単独で起きてるわけじゃないんです。

→むしろ「バリア系がまとめてヘタってる」って見たほうが、パズルがきれいにハマることが多いんですよ。

で、そのハブになっているものの一つがビタミンD、って考え方。
これは、ただの流行りネタじゃなくて、
・タイトジャンクション(細胞と細胞をくっつける“チャック”)の発現を上げる
・炎症を鎮める方向に免疫をチューニングする
・抗菌ペプチドを増やして、バリアの“自衛隊”を強くする
…という、分子レベルのメカニズムとちゃんと整合しているんです。

だから僕は、
「ビタミンDは『足りてればOKなビタミン』じゃなくて、
 “バリアを守るシステム”として設計図の中心にいる栄養素」
って認識で扱ったほうがいいと思ってます。

—

ここまで読んで、頭の中はこんな感じじゃないですか?

> 「じゃあ、とりあえずサプリでビタミンD飲めばいいんでしょ?」

これ、ほぼ全員が思うやつです。
でも、ここでちょっとだけブレーキ。

ビタミンDはたしかに重要なんだけど、
※単体でガンガン飲めばすべて解決、って話ではない※です。

バリアを守るには、ざっくりいうと:

– 原料
– ビタミンD
– ビタミンA(粘膜バリア)
– 亜鉛(上皮修復)
– オメガ3脂肪酸(抗炎症)

– 環境
– 加工食品・糖質過多 → 腸バリアの敵
– 睡眠不足 → 修復タイムを奪う
– ストレス過多 → コルチゾールがバリアを傷つける
– 日光不足 → ビタミンDの自前合成ができない

つまり、体のバリアって、

「サプリ1粒で建て直す」ものじゃなくて
→「栄養+生活習慣でコツコツ修繕していく“家”」みたいなものなんです。

家だって、

・雨漏りしてるのにそのまま
・床はギシギシ
・外壁はヒビだらけ

なのに、玄関だけリフォームしても意味ないですよね。
僕らのバリアも同じで、
腸・血管・脳・皮膚を「一つの家」として見る感覚が大事。

—

今の話を、もう一歩だけ実務寄りにまとめます。

**「バリアを守る」ために、現実的にできること**

1. まず、自分のビタミンD値を知る
– 血液検査:25(OH)D
– 目標の目安:
→ 30 ng/mL未満:不足ゾーン
→ 50 ng/mL前後:論文的に“防御ライン”とされやすい

2. 生活習慣の“バリア破壊要因”を一つずつ潰す
– 毎日の:
→ 過剰な砂糖・スナック・揚げ物
→ 睡眠5時間生活
→ 一日中室内&日光ゼロ
このあたりを、「全部完璧」じゃなくて
→「1つだけでも改善」から始めるのが現実的です。

3. サプリを使うなら“設計”して使う
– ビタミンD単体より
→ ビタミンD + K2
→ できればマグネシウムも意識
– 何mg飲めばいいかは
→ 目的、体重、血中濃度、既存疾患で変わるので
本当は検査+専門家相談がベスト。

4. 「なんのために飲むのか」をイメージする
– 風邪予防ではなく
– がん予防だけでもなく
→ 「自分の体の“壁”をメンテして、炎症体質から抜ける」ために飲むってこと。

この「イメージ」があるだけで、
・なぜ食事も変えるべきか
・なぜ睡眠も大事なのか
・なぜストレスケアも外せないのか
全部、一本の線でつながります。

—

だから僕は、これからの栄養療法では

「どのサプリが効くか?」よりも
「あなたのバリアは、どこから・どれくらい漏れているのか?」

を一緒に考えることが大事になってくると思っています。

ビタミンDは、その“バリア診断と修復”の入口として、
すごくパワフルな指標であり、ツールなんです。

・慢性的なだるさ
・なんとなくの不調
・検査では“異常なし”だけど調子が悪い

こういうときこそ、
→「全身リーキーバリア」という見方と、ビタミンDをはじめとする栄養の視点を学ぶべきなんです。

また書きますね!

一般

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