こんにちは、宮澤です。
Diane Ridaeusによれば、抗精神病薬Invega(パリペリドン)は、短期的にも長期的にもかなり幅広い副作用を持ち、特に長期使用では運動障害(遅発性ジスキネジアやパーキンソニズム)、免疫抑制、心血管リスク、感情の平坦化などが積み重なって「人生そのものの質」を大きく下げる可能性がある一方で、減薬や中止は「超・慎重に」やらないと離脱性の精神症状(いわゆる離脱誘発性精神病)を起こしうるため、安全な漸減方法や代替手段をセットで考える必要がある、ということなんです。
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僕、映画を見るのが好きなんですけど
たまに「悪役だけど、実は心がいい人」ってキャラいますよね。
パッと見は怖い。
でも、物語が進むと「あ、この人がいなかったら主人公もっと大変だったな」とわかる。
薬も似ていて。
Invegaみたいな抗精神病薬って、
・妄想や幻覚で世界がバラバラに感じるとき
・興奮や不安で眠るどころじゃないとき
には「一旦、脳のブレーキを強く踏んでくれる存在」です。
でも、そのブレーキが
・強すぎたり
・長すぎたり
するとどうなるか。
車で言えば
「ずっとサイドブレーキを引いたまま高速を走っている」みたいなものなんです。
走れる。
でも、燃費は最悪。
エンジンは焼ける。
ハンドルも重い。
体で起きていることをざっくり言うと、
– ドーパミンの動きがガツンと抑えられる
– それに連動してセロトニンやその他の神経伝達物質も巻き込まれる
– ホルモン(プロラクチンなど)も乱れる
– 免疫システムや代謝もじわじわ影響を受ける
→ 結果として
「動き・感情・やる気・免疫」が全部、低空飛行になる可能性があるってこと。
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日常でイメージすると、こんな声をよく聞きます。
– 「前より怒りにくくなったけど、笑えなくもなった」
– 「妄想は減ったけど、なんか“自分じゃない感じ”が続く」
– 「太りやすくなって、風邪もひきやすい気がする」
– 「やめたいけど、主治医からは“ずっと飲む前提”で話される」
頭の中の流れとしては、
1. 今の症状がつらい
2. とりあえず薬で抑えたい
3. 落ち着いてくる
4. 「このまま一生?」と不安になる
5. 自分で減らす → うまくいかない → 余計こわくなる
こんなループになりがちなんです。
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ここで本題の「栄養療法」とのつながり。
栄養療法って、
薬を否定するためのものじゃなくて、
– ブレーキ(薬)だけに頼る状態から
– アクセル(体の自己調整力)も育てていく
ための「土台づくり」です。
シンプルに言い換えると、
→ 「脳と体が“普通レベル”で働ける材料をちゃんと入れよう」
ってこと。
精神症状がある人の体の中では、よくあるのが
– タンパク質不足 → 神経伝達物質の材料が足りない
– 鉄・亜鉛・ビタミンB群不足 → ドーパミンやセロトニンの合成が不安定
– 血糖値ジェットコースター → 気分・集中が乱高下
– 腸内環境の乱れ → 炎症が脳にも飛び火
こういう「見えないノイズ」が山ほど走っています。
すると、同じInvegaの量でも、
– 栄養状態がボロボロ → 副作用が出やすい、メンタルも不安定
– 栄養状態が整っている → 少ない量で安定しやすい、減薬の余地も出やすい
という差が出てくる。
つまり、
薬の問題だけに見えることの、かなりの部分は
「土台(栄養・睡眠・腸・血糖)がガタガタだから増幅されている」
ってことなんです。
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僕から見ると、Invegaみたいな抗精神病薬を使っている人ほど、
1. 「長期的な副作用のリスク」を冷静に知る
2. 「急にやめるヤバさ」も同時に理解する
3. そのうえで「栄養と生活習慣で“減薬できる体”を作る」
この3ステップをセットで考えるのが現実的です。
臨床経験から言うと、
「薬をやめる」よりも先に
「薬が効きやすく、副作用が出にくい体にする」ことをやった人の方が、最終的に
– 少ない量で安定したり
– ゆっくり減薬できたり
– 気分や思考の“自分らしさ”を取り戻したり
しやすいと感じています。
だからこそ、
– 今日からできる栄養のテコ入れ(タンパク質、B群、鉄・亜鉛チェックなど)
– 血糖を乱さない食べ方
– 腸内環境と炎症ケア
– 主治医と「超ゆっくり減らす」前提の対話
こういう「土台づくり」を学んでほしいんです。
Invegaの長期リスク情報は大事。
でも、それを知って不安になるだけじゃなくて、
→ 「じゃあ、自分の体側からできることを増やそう」
ここまでセットで考えると、
薬との付き合い方がかなり主体的になります。
また書きますね!
参考にした記事:
Invega Long-Term Effects: Managing the Risks Safely

