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疲れやすさは根性じゃない、ミトコンドリアを整備せよ

冨田のぞみ · 2026年2月17日 ·

こんにちは、宮澤です。

この前、子どもと一緒に久しぶりにアクション映画を観たんですよ。
ヒーローがボロボロになりながらも、最後の場面で急にエネルギー満タンになって戦いきるじゃないですか。「あれ、どこからそのスタミナ湧いてきた?」ってツッコミ入れたくなるやつ。
でもふと、日常を見回すと、僕らも似たようなことを期待しているなと思うんです。

「寝ればなんとかなるでしょ」
「サプリ1つ飲めば若い頃みたいに体力戻るでしょ」

現実には、朝起きても疲れが抜けてない。
階段で息があがる。
風邪をひくと長引く。

それって「根性が足りない」んじゃなくて、だいたい → ミトコンドリア(細胞のエネルギー工場)がくたびれている、ってことなんです。

—

### この記事の要点をサクッとまとめると

今回参考にしたのは、Urolithin A(ユロリチンA)という成分を、高用量(1000mg)で使った人間臨床試験をまとめた記事です。ざっくり言うと、「ミトコンドリアのごみ掃除(ミトファジー)」を促すUrolithin Aをサプリとして摂ると、①ミトコンドリア関連遺伝子の発現がアップして細胞エネルギーが底上げされる、②免疫細胞、とくにCD8+T細胞の質と数が若々しく保たれる、③筋持久力・筋力が中高年〜アスリートまで広く向上する、④疲労感や運動後ダメージの回復が早くなる、というデータが、プラセボ対照試験で複数出ているよ、という内容です。しかも、食事や運動を変えなくても効果が出ていて、特に1000mgというしっかりした量の方が、500mgよりも総合的なメリットが大きかった、という話なんですね。

—

### 日常あるあるから考える「ミトコンドリア問題」

栄養外来でよく聞くのが、こんな声です。

– 「検査はとくに異常なしって言われたのに、とにかくだるい」
– 「昔はもっと動けたのに、今は1日1つ予定を入れるともうヘトヘト」
– 「運動した方がいいのは分かってるけど、そもそも動くエネルギーがない」

頭の中ではたぶんこんなイメージが回ってます。

> 体力落ちた → でも運動しないといけない → でもそもそも体力ないから運動がきつい → さらにしんどくなる

このぐるぐるループ。
で、「気合」「根性」でなんとかしようとすると、だいたいどこかで折れます。

ここで大事なのが、

– 「ガソリンを増やす」じゃなくて
– 「エンジンそのものを整備する」

って発想なんです。

Urolithin Aの話は、まさにここに刺さる内容で、

– ミトコンドリアのごみ掃除(古くて機能の落ちたやつを分解)
– 新しいミトコンドリアの再生
– その結果として
– エネルギー効率が上がる
– 筋肉が粘れる
– 免疫細胞も元気に動ける

という流れが、ヒトのデータで確認されている、というのがポイント。

つまり、

「体力や免疫力って、気持ちの強さじゃなくて、“細胞の設備投資”なんだよ」

ということなんです。

—

### 僕から見ると:栄養療法としてどう使うか?

僕の臨床経験から言うと、「とにかく疲れる」「運動しても伸びない」「風邪を引きやすい」みたいな人を細かく見ていくと、

– ミトコンドリアに必要な栄養(鉄、ビタミンB群、CoQ10、マグネシウム など)が不足している
– そもそも食事量・タンパク質量が少なすぎる
– 睡眠が崩れていて、夜中の修復作業が十分できていない
– 腸内環境が悪くて、栄養の吸収も悪い・炎症も高い

こんな下地がけっこうあります。

で、大事なのは順番で、

1. ベースの栄養(タンパク質・鉄・B群・マグネシウム)を整える
2. 腸と睡眠を立て直す
3. そのうえで「ミトコンドリアに特化したブースター」を足す

この③の選択肢の一つとして、高用量のUrolithin Aはかなり面白いポジションにいるな、という印象です。

理由はシンプルで、

– ただ「燃料を足す」サプリじゃなくて
– 「エネルギー工場のメンテナンスプログラムを回す」サプリだから

なんです。

もちろん、万能薬じゃないです。
・食事がボロボロ
・寝るのは毎日2時
・お酒毎日、運動ゼロ

この状態でUrolithin Aだけ飲んでも、「映画みたいに一気に無敵モード」にはなりません。

でも、

– ある程度、食事・睡眠・運動を整え始めている人が
– 「あと一歩、体がついてこない」
– 「もう少し回復力を上げたい」

という段階にきたときに、

→ ミトコンドリアにピンポイントでテコ入れする
→ 筋力・持久力・免疫の“伸びしろ”を引き出す

そういう意味で、栄養療法の「第2ステップ」「上級編サプリ」として使うと、かなり合理的だと僕は考えています。

栄養療法って、どうしても

– ビタミン足す
– ミネラル足す
– プロテイン足す

みたいな「足し算」の発想になりがちなんだけど、本質は、

「細胞が自分で修理・再生する力をどこまで引き出せるか」

なんですよね。

だからこそ、
ミトコンドリアのメンテナンス=エネルギーの土台作りを理解しておくことが、これからの栄養療法ではかなり重要になってきます。

まとめると、

– なんか最近すぐ疲れる
– 筋トレ・有酸素やってるのに、いまいち伸びない
– 免疫が弱ってきた気がする

こういう感覚があるなら、

→ それは「歳だからしょうがない」じゃなくて
→ 「ミトコンドリアのメンテナンスが足りてないサイン」かもしれない

ってことなんです。

だから「何を飲めばいいか?」より前に、
「エネルギーはどこで作られて、どうやって老化していくのか?」
この仕組みをまず学ぶべきだと、僕は思っています。

そのうえで、Urolithin Aみたいな“ミトコンドリア直撃型”の栄養介入をどう組み込むかを考えると、サプリ選びもずっとスマートになります。

また書きますね!

参考にした記事:
[Human Clinical Evidence Supporting High-Dose Urolithin A for Mitochondrial and Immune Function](https://www.drkarafitzgerald.com/2026/02/17/urolithin-a-mitochondrial-immune-function/)

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