こんにちは、宮澤です。
この前、子どもと一緒に久しぶりに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を見たんです。デロリアンが時間を飛び越えるあのシーン。
「この車、なんでこんなエネルギーあるんだろう?」って子どもが聞くから、「中に小さな発電所が入ってると思えばいいよ」と答えながら、ふと頭に浮かんだのがミトコンドリア。
僕らの体も、実は同じで。
見た目は同じでも、中にある“発電所”=ミトコンドリアの元気さで、疲れやすさも、回復力も、将来の老け方もぜんぜん変わってくるんですよね。
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Kara Fitzgerald, NDによれば、加齢の根本ドライバーの一つは「ミトコンドリアの機能低下」で、これが疲労感、筋肉量の低下、回復力の遅さ、全身のレジリエンス低下につながるとのことです。そして、そのカギになるのが「ミトファジー(傷んだミトコンドリアを入れ替える細胞のリサイクル機構)」と、それをサポートする「ウロリチンA」というポストバイオティクス。ざっくり言うと、腸内細菌が一部の人だけ作れる特殊な代謝産物で、食事だけで十分な量をまかなうのは難しい。最近のヒト臨床試験では、ウロリチンAがミトコンドリアの質管理を改善し、加齢に伴う筋力低下や疲労感に良い影響を出す可能性が示されてきていて、「どんな人に役立ちそうか」「臨床でどう使うか」といった実践的なポイントまで議論されている、という内容なんです。
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僕から見ると、これは「アンチエイジングの新成分の話」じゃなくて、「細胞のゴミ掃除をどうデザインするか」の話。
日常でよくあるパターンって、
– 朝起きても疲れが抜けない
– ちょっと運動すると翌日までぐったり
– 検査は“正常”だけど、とにかくパワー不足
こういう人の頭の中って、たぶんこんな感じなんですよね。
「サプリ増やせば元気になるはず → ビタミンもプロテインも飲んでる → でも体感がイマイチ → もう歳だから仕方ないのかも」
でも、ミトコンドリア視点で見ると、
– 新しい栄養を入れる(インプット)だけじゃなく
– 古くて壊れたミトコンドリアを捨てて入れ替える(メンテナンス)
この2つがセットじゃないとエネルギーは上がらない、ってことなんです。
だから、栄養療法で本当に考えるべきなのは、
→ 何を足すか(栄養素・サプリ)
だけじゃなくて
→ どうやって古いものを手放して、細胞を若返らせるか(ミトファジー・オートファジー)
ここに食事・睡眠・運動・腸内環境・ポストバイオティクス(ウロリチンAみたいなやつ)をどう組み合わせるか、という“設計”が必要なんです。
臨床経験から言うと、「疲れやすい」「なんとなく老けた気がする」という人ほど、
・血糖コントロール
・たんぱく質とミネラル不足
・腸内環境の乱れ
このあたりを整えるだけでも、ミトコンドリアがけっこう元気になっていきます。そこに、ミトファジーを促す要素(軽い空腹時間をつくる、質の良い睡眠、適度な筋トレ、そして必要ならポストバイオティクスなど)を足していくと、「エネルギーが戻ってきた」「回復が早くなった」と感じる人が増えてくるんですよね。
つまり、
「老化=見た目のしわ」じゃなくて
「老化=ミトコンドリアのメンテナンス不足」ってこと。
だからこそ、これからの栄養療法では
・エネルギーを“足す”栄養学だけじゃなく
・細胞の“入れ替え”を促す栄養学とライフスタイル
この両方を学ぶべきだし、その一つのピースとしてウロリチンAのようなポストバイオティクスをどう活用するかを考える価値がある、と僕は思っています。
また書きますね!
参考にした記事:
[Strategies to Restore Mitochondrial Function and Support Healthy Aging: The Role of Urolithin A](https://www.drkarafitzgerald.com/2026/02/27/webinar-timeline-urolithin-a-mitochondrial-function/)

