こんにちは、宮澤です。
Kara Fitzgerald, NDによれば、40〜50代くらいの「なんとなくずっと不調」な男女の中には、見落とされがちな“アンドロゲン低下”が潜んでいることが多く、疲労感・やる気の低下・筋肉量ダウン・頭の回転の鈍さ・QOL低下などに深く関わっているそうです。このウェビナーでは、アンドロゲン(男性ホルモン系)の基礎的な生理作用から、DUTCHテストという乾燥尿によるホルモン検査の読み解き方、加齢やストレスとの関係、そしてホルモン補充だけでなく栄養やライフスタイルも含めた治療アプローチが、男女それぞれのケーススタディを通して解説されるとのことです。
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僕、最近アクション映画を観ていて思ったんです。
若い頃の主人公って、徹夜しても翌日ピンピンしてるじゃないですか。
でも現実の僕らって、40代に入ると
「昔はこんなに疲れなかったのにな…」
「トレーニングしても筋肉つきにくくなったな…」
って、しみじみ感じる瞬間がある。
患者さんでも同じで、
・検診はオールA
・血液検査もほぼ正常
なのに
→「常にだるい」
→「前みたいに仕事に集中できない」
→「体型だけ中年になってきて、中身はついていかない」
こんな相談が本当に多いんです。
そこで話題になるのが「更年期」とか「ストレス」なんだけど、
実はその裏で静かに落ちているのが、こういうアンドロゲン系のホルモン。
昔の自分:
・朝パッと起きられる
・ちょっと無理しても次の日には回復
・筋トレしたらすぐ体が変わる
今の自分:
・朝からエンジンがかからない
・週末まで疲れを持ち越す
・同じように鍛えても「前と違う…」
この差って、
「根性が足りない」のでも「年だから仕方ない」でもなくて、
かなりの割合でホルモン+栄養+ストレスの“複合赤字”なんです。
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私から見ると、この「アンドロゲンのブラインドスポット」って、日本でもかなりあるあるです。
臨床経験から言うと、多くの方は
– カロリーはとれているけど、たんぱく質・亜鉛・マグネシウムが不足
– ストレスと睡眠不足で、副腎がヘトヘト
– 糖質過多でインスリンが上がりっぱなし
→ その結果として、
ホルモンが「作れない」「運べない」「効かない」状態になっている、というパターンが多いです。
つまり、
「ホルモンの検査をして補充する」だけじゃ足りなくて、
– 材料(栄養)が足りているか
– 工場(副腎・卵巣・精巣・肝臓)がちゃんと働ける環境か
– ゴミ出し(解毒・代謝)がつまっていないか
ここまでセットで見ないと、本当の意味で“元気さ”は戻りにくい。
だから僕としては、アンドロゲンを学ぶ=
「中年以降も、ちゃんとエネルギーと筋肉と集中力をキープする技術を学ぶ」ってことだと思ってます。
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じゃあ、栄養療法の観点で、何から意識すればいいか。
ざっくり言うと、
1. 材料をちゃんと入れる
- 体重×1.2〜1.5gくらいのたんぱく質
- 亜鉛:牡蠣、赤身肉、卵、ナッツ
- マグネシウム:海藻、豆類、ナッツ、カカオ
2. 工場を守る
- 睡眠時間の「固定」(何時に寝るかを決める)
– 単純糖質を減らして、血糖のジェットコースターをやめる
– 過度な有酸素だけでなく、週1〜2回の軽い筋トレを入れる
3. ゴミ出しを整える
– アルコールの「頻度」をまず半減
– 毎日、野菜を“両手いっぱい”レベルで食べる
– 便通を1日1回以上に整える(ここ、ホントに重要)
これを続けながら、必要に応じてDUTCHテストみたいな検査で、
「今の自分のホルモンと、その代謝のクセ」を可視化する。
そうすると、
「なんか最近ずっとだるい」が
→「どこに負担がかかっているか、だいたい見当がつく」
に変わるんです。
つまり、
– なんとなくの不調を
– なんとなくのサプリでごまかす
のを卒業して、
→「自分のホルモンと栄養の関係を“設計し直す”」段階に行けるってこと。
だから僕は、40代以降の人ほど
「アンドロゲンと栄養療法」を学ぶべきだと思っています。
筋肉と気力の“老後資金”づくりみたいなものですね。
また書きますね!
参考記事:
The Androgen Blind Spot: Why Your Midlife Patients Still Feel Off
(英語・Dr. Kara Fitzgerald のサイト)
The Androgen Blind Spot: Why Your Midlife Patients Still Feel Off
