• Skip to primary navigation
  • Skip to main content

臨床分子栄養医学研究会

あなたのサプリが効かない理由教えます

  • コース一覧
  • もう一本読む?
    • 分子栄養学基礎マスターコース 食事とサプリメント編
    • 分子栄養学の基礎 検査と根本原因
    • 分子栄養学アドバンス・コース
    • まごめじゅんの栄養講座
  • サクセスパス
    • 治療方針を決める
    • 必要な治療と順番を決める
    • 検査を行って確認する
    • 治療の実際
  • ごあいさつ
  • 受講者の声
    • 医療関係者
    • 一般の方
  • クリニック紹介
    • 分子栄養学の検査・治療を受けられるクリニック
    • 指導認定医・認定医一覧
    • 認定指導カウンセラー
    • 認定カウンセラー
    • PNTトレーナー
  • 会員サイト
    • 総合案内
    • 研究会会員サイト
    • 第26期会員サイト
  • Show Search
Hide Search

「歩くだけじゃ守れない“老後筋”の育て方」

冨田のぞみ · 2026年4月21日 ·

こんにちは、宮澤です。

この前、久しぶりに学生時代の友人たちと集まったんです。
みんな同い年なのに、階段をスタスタ上がっていく人と、「ちょっと待って…ヒザやばい…」って息切れしてる人とで、明らかに差がある。
見た目の体重はそんなに変わらないのに、「筋肉が残ってる人」と「筋肉が抜け落ちてきてる人」に分かれちゃってる感じ。
で、話を聞くと、

– 昔から運動してる人 → たんぱく質を意識して食べてる
– 全然運動してこなかった人 → 朝はパンとコーヒーだけ、昼はおにぎり1個…みたいな生活

「あぁ、これが“老化の分かれ道”か…」と、妙にリアルでした。

—

Kara Fitzgerald, NDによれば、高齢になっていくほど「筋肉に対する刺激」が効きにくくなる“筋肉のアナボリック・レジスタンス(同化抵抗)”が起こりやすく、その対策として
– ロイシン(必須アミノ酸)
– その代謝産物であるHMB
– ビタミンD
– 腸内細菌が作るウロリチンA
といった栄養・代謝物が、筋肉量だけじゃなく「筋肉の質(強さ・機能)」や、炎症、脳機能、ミトコンドリアの働きまでサポートする可能性がある、という内容でした。特に高齢者では「1食あたり3〜4gのロイシン(=25〜30gのたんぱく質)」を取らないとmTORが十分に反応せず、その不足をロイシンサプリやHMB、さらにビタミンDやウロリチンAで補う戦略が紹介されています。

—

僕の日常感覚でいうと、「筋トレ=ボディビルダーの趣味」って思ってる人、まだまだ多いんですよね。
でも、この記事を読んで改めて感じたのは、

筋肉って
→ 動くための“パーツ”じゃなくて
→ ホルモンやサイトカインを出す“内分泌器官”であり
→ BDNFを出して脳まで守る“高性能デバイス”

…ってことなんです。

たとえば、読者さんの頭の中には、こんな心の声があると思うんですよ。

– 「仕事忙しいし、ジムなんて行けない」
– 「たんぱく質、大事なのはわかるけど、何gとか言われてもピンとこない」
– 「サプリって結局どれがいいの?」

なので、この記事のポイントを、実際の“行動レベル”に落とすと、こうなります。

—

■ 1. 「筋肉=長生きするための臓器」って認識を変える

まず前提として、

– 見た目の“太い・細い”より「力が出るか」「スムーズに動けるか」が大事
– 年をとると、同じ量のたんぱく質・同じ運動でも、“筋肉が付きにくくなる”のが普通
– だから「若い頃と同じことやってても、同じ結果は出ない」

ここを理解しておかないと、

「頑張って歩いてるのに、なんか衰える…」
「昔と同じ食事なのに、体がしぼむ…」

ってモヤモヤしたままになります。

—

■ 2. 1食あたりの「ロイシン目安」をざっくり覚える

数字が苦手な人向けに、あえてざっくり言うと、

→ 1食で「手のひら1〜1.5枚分のたんぱく質源」を入れるイメージ

具体的には、

– 鶏むね肉:100〜120g
– 魚:1切れちょっと
– 卵:2〜3個 + ヨーグルトやチーズ少し
– 大豆製品:納豆+豆腐1/2丁+味噌汁、みたいに“重ねる”

このくらいで、だいたい「ロイシン3〜4g(たんぱく質25〜30g)」ゾーンに近づきます。
高齢になればなるほど、「総量よりも1食ごとの“しっかり感”」が重要なんです。

—

■ 3. サプリを使うなら、順番はこう考える

いきなり全部そろえる必要はなくて、僕ならこんな優先順位で考えます。

1)まずは「たんぱく質」と「ビタミンD」
 → 食事で足りない分はプロテイン+ビタミンDサプリ
 → ビタミンDは血中濃度を測って、医師や専門家に相談しながら

2)次に「ロイシン or HMB」
 → 食事でたんぱく質を増やすのが大変な高齢の方
 → 病後・ケガ後・入院明けで筋肉が落ちている方
 にとっては、かなり実務的な“テコ入れツール”

3)最後に「ウロリチンA」
 → 腸内細菌のタイプによって作れる人/作れない人がいる
 → ミトコンドリア機能や慢性炎症のコントロールまで狙いたい人が、オプションとして検討

ポイントは、
「サプリ単体で何とかしようとしない」こと。

– 食事
– 運動(特に“筋肉にちゃんと負荷をかける”抵抗運動)
– 睡眠・ストレスケア

この土台があって初めて、サプリが“増幅装置”として効いてくる、ってことなんです。

—

■ 4. 腸と筋肉がつながっている、という新常識

この記事で面白いのは、「腸内細菌 → ウロリチンA → ミトコンドリア → 筋肉・炎症」というルートがかなり重視されているところ。

僕の臨床経験でも、

– 長年の便秘や下痢
– 抗生剤の多用歴
– 加工食品中心の食事

こういう背景のある人ほど、
「筋トレしても疲れやすい」「回復が遅い」「とにかくだるい」
ってパターンが多い印象があります。

つまり、

– 筋肉を育てる
– 代謝を上げる
– 元気に動き続ける

この全部を本気でやろうと思ったら、

→ 腸内環境の立て直しも“一緒にやる前提”なんです。

—

私から見ると、この論文やDr. Fitzgeraldのまとめは「サプリ紹介」にも読めるけど、本質はそこじゃない。いちばん大事なのは、「加齢とともに筋肉は勝手に減るし、同じ努力では維持できない」という現実をちゃんと直視して、そのうえで栄養・運動・腸内環境・サプリを“戦略的に組み合わせる”という視点を持てるかどうか。筋肉は“老後の保険”どころか、“今の脳とメンタルと代謝を守るメイン資産”なんです。だから、「とりあえず歩いておけばいいでしょ?」ではなく、「どうやれば筋肉にちゃんとスイッチが入るのか=栄養と筋肉の関係」を学ぶべきだと、僕は思っています。

また書きますね!

参考にした記事:
「How to Overcome Muscle Anabolic Resistance: Key Nutrients for Healthy Aging」

How to Overcome Muscle Anabolic Resistance: Key Nutrients for Healthy Aging

一般

関連記事

「歩くだけじゃ守れない“老後筋”の育て方」

「とりあえず」を卒業する戦略的一杯のススメ

臨床分子栄養医学研究会

Copyright © 2026 臨床分子栄養医学研究会

  • プライバシーポリシー
  • 会員規約および会員規定
  • 利用規約
  • 特定商取引法に基づく表記