• Skip to primary navigation
  • Skip to main content

臨床分子栄養医学研究会

あなたのサプリが効かない理由教えます

  • コース一覧
  • もう一本読む?
    • 分子栄養学基礎マスターコース 食事とサプリメント編
    • 分子栄養学の基礎 検査と根本原因
    • 分子栄養学アドバンス・コース
    • まごめじゅんの栄養講座
  • サクセスパス
    • 治療方針を決める
    • 必要な治療と順番を決める
    • 検査を行って確認する
    • 治療の実際
  • ごあいさつ
  • 受講者の声
    • 医療関係者
    • 一般の方
  • クリニック紹介
    • 分子栄養学の検査・治療を受けられるクリニック
    • 指導認定医・認定医一覧
    • 認定指導カウンセラー
    • 認定カウンセラー
    • PNTトレーナー
  • 会員サイト
    • 総合案内
    • 研究会会員サイト
    • 第26期会員サイト
  • Show Search
Hide Search

体のサビをほどく「フェロトーシス栄養戦略」

冨田のぞみ · 2026年5月5日 ·

こんにちは、宮澤です。

Kara Fitzgerald, NDによれば、「フェロトーシス」という鉄と脂質の酸化が絡む新しい細胞死が、老化や2型糖尿病、心血管疾患、脂肪肝、認知機能低下の“見落とされてきた共通メカニズム”じゃないかと言われています。この記事では、このフェロトーシスの仕組みと、それを見つけるためのバイオマーカー、そして栄養素を中心とした介入で“治療可能な栄養欠乏症候群”として扱えるかもしれない、という最新の視点が紹介されています(※ウェビナーの案内記事ですね)。

—

僕、昔からSF映画とかで「老化を止める薬」みたいな話が出てくると、つい真面目にメモを取りたくなるタイプでして。
でも現実世界にいると、そんな魔法の薬よりも日常で会う人たちの「ちょっとした不調」の方がずっとリアルなんですよね。

例えば、外来でよくある会話。

– 「健康診断はなんとかOK。でも年々疲れやすいんですよね」
– 「血糖もコレステロールも“少し高め”って言われたくらい」
– 「頭が前より回らない感じがするんですけど、歳だからってことですかね?」

こういうとき、多くの人の頭の中はたぶんこんな感じです。

> 「まあ歳だし、会社のストレスもあるし、仕方ないか」
> 「サプリも気になるけど、何を飲めばいいか分からない」
> 「病気ってほどじゃないから、病院でちゃんと相談しづらい」

この「グレーゾーン」の違和感、実はフェロトーシスみたいな
“静かに進むサビつき”とかなりリンクしている可能性があるんです。

—

ざっくり言うと、フェロトーシスってこういう現象です。

– 鉄(Fe)が多すぎたり、バランスが崩れる
– 細胞膜の脂質が“サビる”(=酸化される)
– その結果、細胞がゆっくり壊れていく
→ これが積もると、代謝・肝臓・心血管・脳にダメージが出る

で、この記事の面白いポイントはここ。

> 「これは単なる“老化の運命”じゃなくて、
> 栄養不足・栄養アンバランスとして“介入可能”かもしれない」

って視点なんです。

—

僕から見ると、フェロトーシスって

– 「体の中で起きている“見えないサビ”」
– それを
– 鉄のコントロール(とりすぎ・蓄積をどう防ぐか)
– 抗酸化システム(グルタチオン、GPX4など)
– 良質な脂質(細胞膜そのものの“素材”)
この3つを軸にケアしていく話

として理解すると、臨床現場の感覚とすごくつながります。

臨床経験から言うと、
検査上は「ちょい高め」「グレー」レベルの人でも、

– フェリチンやトランスフェリン飽和度などの鉄代謝
– 肝機能の微妙な異常
– 酸化ストレスや炎症マーカー
– オメガ3/オメガ6バランス、脂肪酸プロファイル

なんかを総合してみると、

「あ、この人は“早めにサビ取り”を始めたほうがいいな」

というパターンが結構あるんです。

ここで大事なのは、

→ サプリを山ほど飲めばいい
→ 肉を全部やめればいい

みたいな極端な話じゃないってこと。

むしろ、

– 鉄:
– 不必要な鉄サプリを何となく続けていないか
– 赤身肉一辺倒になっていないか
– 献血や検査で“溜まりすぎ”をチェックしているか

– 脂質:
– 揚げ物・加工食品・安い植物油まみれになっていないか
– オメガ3、オメガ9、そして最近注目されているC15:0みたいな
「細胞膜の質を上げる脂」をちゃんと入れているか

– 抗酸化:
– グルタチオンを支える栄養(ビタミンB群、セレン、NAC、
多様なポリフェノールなど)を、食事ベースで取れているか

こういうベーシックな栄養療法を
「老化対策」じゃなくて「フェロトーシス対策」として設計し直すと、
すごく意味がクリアになるんです。

—

顧客の頭の中をもう少し言語化すると、

– 「老化は止められないけど、老け方は選びたい」
– 「薬に頼り切る前に、できることはしたい」
– 「でも、ネット情報が多すぎて何から始めればいいか分からない」

ここに対して、僕が栄養療法で伝えたいのは、

> 「あなたの“サビやすさ”は、検査と栄養設計でかなり変えられる」
> 「フェロトーシスを意識すると、
> “なんとなく健康っぽいこと”から“ポイントを絞った介入”に変わる」

ってことなんです。

だからこそ、

– 鉄・脂質・抗酸化のバランスを
– 検査で可視化して
– 食事と栄養でコツコツ最適化していく

この「地味だけど一番効く作業」を、
もっと多くの人が“学びながら実践”してほしいなと思っています。

「フェロトーシス?なんか難しそう…」
って感じるかもしれないけど、

噛み砕いてしまえば、

> 「体のサビを、鉄と脂と栄養からコントロールして、
> 老化と慢性疾患のスピードを落とす技術」

ってこと。

だから、
アンチエイジングとか、未病ケアに興味がある人ほど、
フェロトーシスと栄養療法はちゃんと学ぶべきテーマなんです。

また書きますね!

—

参考にした記事:
[Ferroptosis & Aging: The Missing Link in Cardiometabolic and Liver Disease](https://www.drkarafitzgerald.com/2026/05/04/ferroptosis-aging-biomarkers-treatment/)

一般

関連記事

体のサビをほどく「フェロトーシス栄養戦略」

「『欠乏しなければOK』では守れない健康──ビタミンDから学ぶ“栄養を設計する”という発想」

臨床分子栄養医学研究会

Copyright © 2026 臨床分子栄養医学研究会

  • プライバシーポリシー
  • 会員規約および会員規定
  • 利用規約
  • 特定商取引法に基づく表記