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「『欠乏しなければOK』では守れない健康──ビタミンDから学ぶ“栄養を設計する”という発想」

冨田のぞみ · 2026年5月3日 ·

こんにちは、宮澤です。

—

Orthomolecular Newsによれば、ビタミンDの国際的な第一線研究者たちが「現在のビタミンD推奨量や政策は、本当に人々の健康を守れているのか?」をテーマに、2026年5月21日にオンライン公開パネルディスカッションを開くそうです。IOM(医学研究所)の統計的な誤りの指摘、既存ガイドラインの問題点、妊娠・授乳・乳幼児期・免疫・慢性疾患との関係など、ビタミンD研究の最前線を総ざらいし、「どれくらいの血中濃度をどのくらいの摂取で目指すべきか」「公衆衛生の政策をどう見直すべきか」を議論する場になります。オーソモレキュラー医学ニュースサービスは、このイベントを「エビデンスに基づきながらも一般の人にも開かれた対話」と位置づけていて、録画も無料公開される予定です。

—

僕、映画を見るときけっこう職業病が出ます。
病院のシーンがあると、つい「その検査値どうなんだろ」とか「この人、絶対ビタミンD欠乏してそう」とか、余計なことを考えちゃうんですよね。

最近見た海外ドラマでも
・一日中オフィスでPC仕事
・ストレスフル
・太陽ほぼ浴びない
・妊娠中、もしくは小さい子どもがいる
みたいな人がゾロゾロ出てきて、「現実もだいたいこんな感じだよな…」と思いながら見ていました。

実際、クリニックでも
→ オフィスワーカー
→ 妊婦さん
→ 小さいお子さんのママ
→ 慢性疲労・うつっぽさ・アレルギー体質
このあたりの方のビタミンDを測ると、かなりの確率で低い。

でも、みんなの頭の中はだいたいこんな感じです。

– 「ビタミンD?名前は聞いたことある」
– 「日光浴びとけば足りるんじゃないの?」
– 「サプリはなんか怖い」
– 「でも検査するほどのものだとは思ってない」

ここに、今回のパネルディスカッションのテーマがガチっとハマります。
つまり、
「公的な“推奨量”と、実際に健康を守るのに必要な“量”がズレてるんじゃない?」
って話なんです。

—

私から見ると、ビタミンDの問題って「量の問題」じゃなくて「設計思想の問題」なんですよね。

今の多くの公的ガイドラインは
→ 「欠乏さえ防げばOK」
という発想で組まれていることが多い。

でも臨床経験から言うと、
→ 「血中25(OH)Dがぎりぎり欠乏ラインを越えたくらい」
では、
・気分の安定
・免疫バランス
・妊娠・授乳中のトラブル予防
・骨折リスクの低下
こういった“生活レベルで実感できる健康”までは届かないことが多いんです。

栄養療法の視点で見ると、ポイントはすごくシンプルで、

– 食事ガイドライン=「平均的な人が欠乏症にならないための最低限」
– オーソモレキュラー的アプローチ=「その人が最もよく機能するゾーンを探る」

この差なんです。

今回のパネルは、
・統計の取り方の問題(IOMの計算ミスの指摘)
・RCTだけを重視しすぎると現場感覚とズレるよね、という話
・妊娠・出産・授乳の「本当に知りたい」のに一番エビデンスが少ない領域
・「サプリを何IU飲むか」ではなく「血中濃度をどう設計するか」へのシフト
こういうところを一気に議論するので、
「ビタミンDって結局どれくらい必要なの?」
とモヤモヤしている人にはかなりヒントになるイベントだと思います。

僕自身は、
・検査で血中濃度を見て
・ライフスタイル(日光・緯度・服装・仕事環境・妊娠の有無)を聞いて
・必要に応じてサプリで“個別調整”する
というやり方が、一番現実的で安全だと考えています。

「みんな同じ量を飲んでおけば安心」という世界観は、
これからの栄養療法ではたぶん通用しない。

だから、
・ビタミンD=骨のビタミン、くらいの認識をアップデートしたい人
・妊娠や子どもの健康について、自分でちゃんと勉強したい人
・公的ガイドラインをうのみにせず、自分のデータをもとに考えたい人
は、ビタミンDをきっかけに「栄養を設計する」という発想を学ぶべきだと思っています。

最後にポイントだけ整理すると、

– 「日光浴びてれば大丈夫」時代は、ライフスタイル的にもう終わってる
– 「欠乏症にならない」レベルと「ベストパフォーマンス」は全然違う
– 必要なのは
→ 血液検査
→ ライフスタイルの棚卸し
→ 個別の最適量の設計
– ビタミンDは、その入口として学ぶ価値が高い栄養素

こういうことなんです。

また書きますね!

一般

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