• Skip to primary navigation
  • Skip to main content

臨床分子栄養医学研究会

あなたのサプリが効かない理由教えます

  • コース一覧
  • もう一本読む?
    • 分子栄養学基礎マスターコース 食事とサプリメント編
    • 分子栄養学の基礎 検査と根本原因
    • 分子栄養学アドバンス・コース
    • まごめじゅんの栄養講座
  • サクセスパス
    • 治療方針を決める
    • 必要な治療と順番を決める
    • 検査を行って確認する
    • 治療の実際
  • ごあいさつ
  • 受講者の声
    • 医療関係者
    • 一般の方
  • クリニック紹介
    • 分子栄養学の検査・治療を受けられるクリニック
    • 指導認定医・認定医一覧
    • 認定指導カウンセラー
    • 認定カウンセラー
    • PNTトレーナー
  • 会員サイト
    • 総合案内
    • 研究会会員サイト
    • 第26期会員サイト
  • Show Search
Hide Search

新薬Caplytaとどう付き合う?薬と栄養でメンタルを守る術

冨田のぞみ · 2026年5月29日 ·

こんにちは、宮澤です。

この前、夜中にたまたま見た映画で、主人公が「薬を飲むか、やめるか」でずっと苦しんでいるシーンがあって、妙に胸がざわつきました。
仕事柄、精神科の薬を飲んでいる方の相談を受けることが多いんですが、みんなだいたい同じところで悩むんですよね。

「この薬、効いてる感じもするけど、体もしんどい」
「やめたいけど、また悪化したら怖い」

今回紹介する記事は、そんな“板挟み”になりやすい抗精神病薬のひとつ、Caplyta(ルマテペロン)について。
要点を一言でまとめると、

> 「Caplytaは“第3世代”と呼ばれる新しい抗精神病薬だけど、副作用の幅がかなり広く、場合によっては命に関わることもある。だから、安易に『新しいから安全』と思わず、リスクを理解したうえで、必要ならホリスティック(環境・栄養・生活全体)なアプローチも組み合わせていこう」

という内容です。

記事では、
・発売は2019年末で、主に統合失調症向け
・セロトニン・ドーパミン・グルタミンなど広範囲に作用するため、副作用も多岐にわたる
・死亡例、認知機能低下、運動障害、代謝異常(糖尿病など)、自殺念慮など重い副作用も報告
・高齢の認知症患者での死亡リスク増大
・中止や切り替えのときは「ドーパミン超感受性」によるリバウンド症状に注意
・根本原因にアプローチするために、栄養・環境・オーソモレキュラー(分子栄養学)などを含めた包括的ケアが有効
といった点が、かなり具体的に書かれています。

—

僕自身、昔から「薬だけで人の心は救えるのか?」というところに違和感があって。
もちろん、薬で救われる命もある。
でも、臨床で人と向き合っていると、こんな構図が見えてきます。

– きっかけ:
→ 睡眠不足、血糖値の乱高下、栄養不足、慢性炎症、トラウマ、環境ストレス

– 表に出る症状:
→ 不安、イライラ、幻聴、気分の波、集中できない

– 病院でつくラベル:
→ うつ病、統合失調症、双極性障害 など

– 出てくる処方:
→ 抗うつ薬・抗精神病薬・気分安定薬 …

で、多くの人の頭の中はこんな感じです。

> 「診断名=自分の正体」
> 「薬=その病気を抑える唯一の手段」

でも、僕から見ると実態はもっとシンプルで、

> 「脳と体のシステムが、食事・睡眠・ストレス・環境ダメージでオーバーヒートしてる」
> → その結果として“心の症状”が出ている

ってことなんです。

だから、いきなり強いブレーキ(抗精神病薬)を踏む前に、

– そもそも脳の材料(たんぱく質・鉄・亜鉛・ビタミンB群・オメガ3…)足りてる?
– 血糖ジェットコースター(甘い物 → 眠気・イライラ → また甘い物)になってない?
– 腸内環境ボロボロで、炎症+メンタル悪化のループ入ってない?
– カフェイン・アルコール・エナドリで自律神経を毎日ムチ打ってない?

ここを見ずに薬だけ増やしていくと、

> 「症状は少しマシになった気もするけど、
> ・太る
> ・だるい
> ・頭が働かない
> ・性欲が消える
> ・何も感じない
> みたいな“別の人生の生きづらさ”が積み重なっていく」

という、別の地獄が待っていることが多い。

臨床経験から言うと、
「薬か栄養か」ではなくて、

> 「急性期は薬で命と安全を確保しつつ、
> 一方で“脳が安定して働ける土台”を栄養療法や生活改善で整えていく」

この二本立てが、一番現実的で、後悔の少ないルートです。

—

じゃあ、栄養療法で何をするのか。
専門っぽく聞こえるけど、イメージはかなり生活寄りです。

ざっくり書くと、

1. 「火消し」より「燃えにくい体」をつくる
2. 「ガソリン」じゃなく「いい燃料」を入れる
3. 「ブレーキ」と「アクセル」がちゃんと効く神経をつくる

ってこと。

もう少しだけ具体的にすると、たとえば:

—

### 1. 血糖ジェットコースターを止める

メンタル不調の人の多くがやっているのが、

– 朝:食べない or 菓子パンと甘いコーヒー
– 昼:ドカ食い → 午後だるい
– 夕方:お菓子・エナドリでつなぐ
– 夜:どか食い+アルコール

これをやっていると、

→ 集中力切れる
→ イライラ・不安が出る
→ 頭がぼーっとする
→ またカフェインや甘い物

という無限ループになる。

ここを整えるだけで、
「薬の量を増やさずに済む人」がかなりいます。

ポイントは、

– 3食とも「たんぱく質+脂質+少量の良質な炭水化物」
– 特に朝は「たんぱく質」をケチらない(卵・魚・肉・豆など)
– ジュース・砂糖入り飲料を日常から抜く

これだけでも、
「夕方のメンタル崩壊」が減る人は多いんです。

—

### 2. 脳の材料をちゃんと入れる

抗精神病薬を飲んでいる人ほど、実は栄養欠損が多い。
なぜかというと、

– 食欲の変化(過食or食欲低下)
– 胃腸機能の低下
– 動けない → 食事が適当になる

だからです。

「サプリ何飲めばいいですか?」とよく聞かれますが、
順番で言うと、

1. まずは食事の“質と回数”を見直す
2. そのうえで、足りなそうな栄養素をピンポイントで補う

が基本。

よく問題になりやすいのは、

– たんぱく質(アミノ酸)
– 鉄
– 亜鉛
– マグネシウム
– ビタミンB群
– オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)

ここがごっそり抜けていることが多い。

栄養療法って、派手なテクニックじゃなくて、

> 「脳に必要なネジとボルトを、ちゃんと数そろえる」

みたいな地味な作業なんです。

—

### 3. デトックスと環境負荷を下げる

記事にもあったように、
Caplytaをはじめとした抗精神病薬って「強い薬」です。

– 肝臓
– 腎臓
– 脳の解毒システム

にそれなりの負担がかかる。

ここをサポートするのに役立つのが、

– 加工食品を減らす(添加物・トランス脂肪酸を減らす)
– アルコールを習慣から外してみる
– 水をしっかり飲む(甘くない飲み物で)
– 発汗(入浴・軽めの運動)で循環をよくする
– 必要に応じて、肝機能を血液検査でチェック

「薬をやめる前」に、こういう基盤を整えておくと、

→ 減薬の揺れ幅が小さくなる
→ 副作用が軽くなりやすい

というメリットが大きいです。

—

ここまで読んで、心の中でこんな声が出ていませんか?

– 「そんなの、わかってるけどできないんだよ」
– 「料理する気力もないし」
– 「まずこのしんどさを何とかしてほしい」

その気持ち、すごくよくわかります。
だから僕がいつも提案するスタートラインは、かなり低めです。

例えば、

– いきなり全部変えない
– まず「朝だけ」変えてみる
– もしくは「甘い飲み物だけ」やめてみる
– 「1日1回だけ、たんぱく質を意識する」

栄養療法って、
「完璧な食事をしないと意味がない」わけじゃなくて、

> 「今よりマシな選択を、毎日1つだけ積み上げる」

ってことなんです。

—

だから僕は、
精神科の薬と付き合うときにこそ、

> 「栄養と生活の基礎を学ぶべき」

だと思っています。

・副作用に振り回されないために
・減薬・離脱症状を軽くするために
・薬の“その先の人生”を自分で選べるようにするために

薬は、あくまで道具。
あなたの人生は、薬のためにあるわけじゃない。

その前提に立つと、
栄養療法って「健康オタクの趣味」じゃなく、

> 「自分の意思でメンタルを守るためのリテラシー」

になるんです。

また書きますね!

—

参考にした記事:
Caplytaの副作用と回復・治療についての詳細は、こちらの英語記事がとてもよくまとまっています。
→ [Caplyta Side Effects, Guidance on Recovery Treatment](https://www.alternativetomeds.com/blog/caplyta-side-effects-guidance-on-recovery-treatment/)

一般

関連記事

骨粗鬆症・睡眠障害・免疫低下のすべてに「腸内細菌」が関わる

新薬Caplytaとどう付き合う?薬と栄養でメンタルを守る術

臨床分子栄養医学研究会

Copyright © 2026 臨床分子栄養医学研究会

  • プライバシーポリシー
  • 会員規約および会員規定
  • 利用規約
  • 特定商取引法に基づく表記