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臨床分子栄養医学研究会

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一般

クレアチンで底上げする現代人のエネルギー設計

冨田のぞみ · 2026年3月21日 ·

こんにちは、宮澤です。

Miranda Kusi, CNS FMCPによれば、クレアチンは「筋トレサプリ」というイメージを超えて、脳・心臓・腸などエネルギー需要が高い組織を支える重要な分子で、特に高齢者や菜食の人、メチレーションサポートが必要な人、更年期女性、妊娠・産後、高エネルギー消費の病態(IBD、慢性疲労、心不全、神経変性など)で有望とされる一方、エンドメトリオーシス、がん、腎疾患、双極性障害では慎重さが必要で、数多あるクレアチン製剤の中でも結局もっともエビデンスが厚いのはクレアチンモノハイドレートであり、適切な品質と用量を守れば、長期的にも安全性が高く、加齢とともに落ちやすい筋力・認知・代謝を底上げする「基礎代謝サポート分子」として位置づけられる、という内容でした。

—

僕、映画を見るときも仕事モードがちょっと抜けないタイプで。
アクション映画でヒーローがボコボコに殴られても、次のシーンでケロッとして走り出すと、「そのATPどこから湧いてきたんだろ…」とか考えちゃうんです。

日常でも同じで。
・夕方になると急に集中力が切れる人
・夕飯作る前にソファで動けなくなる人
・ジムに行っても、追い込みどころかウォーミングアップで終わる人

こういう相談を毎日のように受けます。
みんな「気合が足りない」と自分を責めがちなんだけど、僕から見ると多くの場合は「メンタルの問題」じゃなくて、かなりシンプルな話なんです。

→ そもそも細胞レベルで“バッテリー残量”が少ない
→ バッテリーへの充電効率も悪い
→ しかもバッテリー自体(筋肉やミトコンドリア)が小さい

この3つが重なってることが多い、ってこと。

ここでようやくクレアチンの話につながります。
クレアチンって、筋肉をパンパンにする魔法の粉じゃなくて、
「身体中のバッテリーに“瞬発力ブースター”を足してあげるイメージ」なんです。

—

臨床経験から言うと、クレアチンを入れることで変わるのは「筋肉」より先に、むしろ「日常のしんどさ」です。

例えば、僕のクライアントでこんなパターンがけっこうあります。

– 40代・座り仕事・運動は週1ウォーキング
– 夕方には頭が回らない。仕事後に子どもの相手をする気力ゼロ
– プロテインは飲んでるけど、肉・魚は少なめ(ほぼ菜食寄り)

ここにやったことは超シンプルで、

1. まずは「寝る」「歩く」「タンパク質」を整える
2. その上でクレアチンモノハイドレートを1日3〜5g、数週間続けてもらう

これだけ。
すると多いのが、こんなフィードバックです。

– 「夕方のどんより感がマシになってきた」
– 「仕事終わってから散歩に行く気になれた」
– 「筋トレの“あと1回”が前より出せる」

つまり、
・日常生活の“底上げ感”
・「頑張ろう」と思ったときの“踏ん張りしろ”
が少し増えるんです。

逆に、「水分が溜まりやすい」「お腹がゆるくなる」という人も一部いて、
そういう場合は

→ 量を減らす(3g→1〜2g)
→ 分けて飲む(朝1.5g+夕方1.5gみたいな感じ)
→ 食後に飲む(空腹時を避ける)

みたいに微調整すると、かなりの人が許容範囲に収まります。
ここは完全に「その人のカラダとの対話」で、クレアチン側の問題というより“使い方”の問題なんです。

—

僕から見ると、クレアチンって結局こういう位置づけです。

– 「筋トレガチ勢のサプリ」じゃなくて
– 「省エネモードで生きてる現代人の“標準オプション”候補」

特に、
– 肉・魚が少ない人(菜食寄り・少食)
– 更年期前後で、筋力とやる気が同時に落ちてきている人
– 慢性的な疲労感が続いてる人(検査は“異常なし”と言われた層)

このあたりの人は、
「気合を入れる前に、まずはバッテリーを大きく&充電しやすくする」ための一手として、かなり現実的なんです。

ただし、
– 腎臓に既往がある
– がん治療中
– 双極性障害の既往がある
– 子宮内膜症が重い

こういう場合は、自己判断でガンガン飲む話ではなくて、
必ず主治医+サプリに詳しい専門家と一緒に設計した方がいい。

「ネットで見た“みんなに良いサプリ”」が、
あなたにも良いとは限らない。
でも、正しい人に正しい形で使えば、かなりコスパよく生活の“質”を押し上げてくれる。

僕が伝えたいのは、
クレアチンそのものを神格化することじゃなくて、

→ 「自分のエネルギーシステムをどう設計し直すか」
→ その中の一つのパーツとしてクレアチンをどう位置づけるか

ここを理解しておくと、サプリ選びで迷わなくなる、ってことなんです。

だから、筋トレに興味がない人ほど、
「自分のエネルギー代謝」と「クレアチンみたいな基礎サポート」を、
一度ちゃんと学んでおく価値がある、と僕は思っています。

また書きますね!

参考にした記事:
「Is Creatine Safe? What Clinicians Need to Know About Side Effects, Dosing, and Longevity Benefits」

Is Creatine Safe? What Clinicians Need to Know About Side Effects, Dosing, and Longevity Benefits

「病気になってから慌てないための“からだの取扱説明書”──リオーダンクリニック50年が教える、本来の栄養療法」

冨田のぞみ · 2026年3月20日 ·

こんにちは、宮澤です。

Orthomolecular Newsによれば、アメリカ・カンザス州のリオーダンクリニックが、オーソモレキュラー医学(栄養療法)と統合医療の50周年を記念して「Pearls & Purpose」というガラ(記念イベント)を2026年4月25日に開催します。ここは高濃度ビタミンC点滴や、個々人の生化学的な違いに合わせた栄養・代謝治療の研究で世界的に有名なクリニックで、このイベントの目的は「50年の希望と治癒と健康」を祝うと同時に、経済的な理由で治療を受けられない人への支援、医師や医療者への教育、さらにビタミンCなどの臨床研究を進めるための資金を集めること。実際に、直近3年間で626人が金銭的な問題で通院を断念しており、今後10年で新たに1万人の「共に学ぶ患者さん(co-learner)」を受け入れる長期ビジョンを掲げています、とのことです。

—

僕、映画を見るのがけっこう好きで。
先日も、難病の主人公が「薬じゃどうにもならない」と言われてから、自分で食事や栄養、生活習慣を必死で勉強していくドキュメンタリーを観ていました。

その中で印象的だったのが、主人公がこうつぶやくシーン。

「なんで“健康の授業”って、病気になってから始まるんだろう?」

これ、日常の現場でも同じだなと。

・検診で数値が悪くなってから慌てて栄養に興味を持つ
・がんになってからビタミンや食事療法を検索し始める
・慢性疲労やうつ状態になってから「栄養足りてない?」と気づく

だいたい、みんな「あと一歩追い詰められてから」初めて、栄養やライフスタイルを見直そうとするんです。
でも本来は逆で、

→ まだ元気なうちに「自分のからだの取扱説明書」を学ぶ
→ ちょっと不調の時点で「栄養・代謝のズレ」を戻しておく

っていうほうが、圧倒的にラクだし、コスパもいい。

今回のニュースに出てくるリオーダンクリニックは、まさにその「取扱説明書」を50年かけて研究してきた場所なんですよね。
映画のワンシーンと、こういう現実の動きが、僕の頭の中で自然とつながりました。

—

僕から見ると、このニュースが一番教えてくれているのは、「栄養療法は贅沢なオプションじゃなくて、医療のど真ん中に来るべきものだ」ということです。リオーダンクリニックがやっていることをざっくり整理すると、こんな感じ。

– 病名ベースではなく、「からだの中の化学反応ベース」で診る
– 足りない栄養素・ミネラル・抗酸化物質を“必要量”までしっかり補う
– 高濃度ビタミンC点滴などで、薬とは違うルートから代謝にテコ入れする
– 患者さんを「治してあげる対象」ではなく「一緒に学ぶパートナー(co-learner)」として扱う

これって、ふだん僕が臨床でやっていることとかなり近くて、現場感覚からも腑に落ちるんです。

例えば、こんな人が来ます。

– 「検査では異常なし」と言われたけど、毎日だるくて朝起きられない
– 頭痛、PMS、肌荒れ、メンタルの揺れ…全部バラバラの不調に見える
– とりあえず痛み止めや睡眠薬は出されるけど、「根本的に楽になった」感じがしない

ここで、よくある頭の中はこうです。

「検査は正常=病気ではない → じゃあ気のせい?」
「サプリ、ちょっと飲んだけど変わらなかった → 効かない?」

でも、栄養療法的に見ると、考え方がまったく違う。

→ 検査“基準値内”でも、その人にとっては不足していることがある
→ 栄養素は“最低限足りているか”ではなく、“最適かどうか”で見る
→ ビタミンもミネラルも、単品じゃなくて「チームプレー」で働く
→ 不調は「パーツごとの故障」じゃなくて、「システムのバランス崩れ」

つまり、

「数値に出ていないから問題なし」じゃなくて
「今のあなたのライフスタイル・体質に対して、ここが弱い」

っていう診かたをするわけです。

リオーダンクリニックが強調している「biochemical individuality(生化学的個別性)」って、要するに、

– 同じ食事でも、吸収できる量は人によって全然違う
– 同じストレスでも、ビタミンCやマグネシウムの減り方は人によって違う
– 同じ薬でも、副作用の出方や代謝速度が人によって違う

ってこと。

だから本気で不調を変えたいなら、

→ 「このサプリが流行ってるから」ではなく
→ 「自分のからだは今、何を必要としているのか?」

ここを学ぶ必要があるんです。

そして、このニュースにあったように、経済的な理由で栄養療法にアクセスできない人がたくさんいる現状は、医療システムとしてかなりもったいないと僕は感じます。なぜなら、

・栄養療法は、慢性疾患を“重症化させない”ブレーキになりやすい
・重症化してからの医療費や、社会全体のコストを考えると、むしろ安上がりなことが多い
・本人の生活の質(QOL)が上がることで、生産性・メンタル・人間関係も良くなる

つまり、個人にとっても社会にとっても「先行投資」として優秀なんです。

栄養療法を「特別なクリニックだけのもの」にしておくのではなく、もっと日常の医療と生活の中に落とし込むべきだし、そのためには患者さん側も「栄養・代謝の基本」を学ぶ必要がある。

だから僕は、

– 自分の体質・生活に合った栄養の考え方
– どの検査値をどう見れば「自分なりの最適」が分かるのか
– サプリや点滴に飛びつく前に、何を押さえておくべきか

こういう「からだのリテラシー」を、もっとみんなが学ぶべきだと思っています。

ガラに参加できる人は、現地で直接応援するのもいいし、
日本にいても、このニュースをきっかけに「自分のからだの教科書」をアップデートしていくことはできる。

結局、栄養療法って、

・難しい理論を覚えること
よりも
・自分のからだにちゃんと興味を持つこと

から始まるんです。

だからこそ、今のうちから「栄養・代謝を自分で考えられる力」を一緒に学んでいきましょう。

また書きますね!

「病気のときこそ“栄養制限”より“栄養再投資”を──見えない『栄養赤字』が回復を止めている」

冨田のぞみ · 2026年3月16日 ·

こんにちは、宮澤です。

Orthomolecular Newsによれば、病気や加齢で体にストレスがかかるほど、ビタミン・ミネラルなど「必須栄養素の必要量」はむしろ増える、という「Nutrient Demand Principle(栄養需要の原則)」が提唱されています。慢性腎臓病や心不全、高齢者などは、従来の医療では「栄養制限」が優先されがちですが、実際には酸化ストレス・炎症・ミトコンドリア障害などで栄養の消費が激しくなり、ビタミンC、ビタミンD、マグネシウム、B群、亜鉛、セレンといったミクロ栄養素が枯渇しやすい。つまり一番つらい人ほど、一番栄養が足りていない可能性が高く、回復のためには安全性に配慮しつつ「制限」より「最適化」を意識した栄養療法が必要だ、という内容です。

—

僕、この前ひさびさに昔の映画を見返したんですね。
ハリウッドの王道ヒーローもの。

ボロボロにやられた主人公が、一晩で復活するじゃないですか。
治療カプセルに入るか、ハイテク点滴を打つか、なぜか翌朝には筋肉パンパンで走り回ってる。

あれを見ながらふと
「現実の人間って、回復するとき“何を燃料”にしてるんだろう?」
って考えたんです。

日常でもありますよね。

・風邪をひいたら一気に体力が落ちる
・入院した家族が、退院後もしばらく“ガス欠”みたいに疲れやすい
・仕事のストレスが続くと、同じ食事をしてるのに妙にだるい

患者さんからも、よくこんな声を聞きます。

「そんなに食べてないのに太るんです」
「検査は“異常なし”なのに、ずーっと疲れが抜けないんです」

多くの人の頭の中のイメージって、きっとこんな感じなんですよね。

> ・栄養の必要量は、大人になったらだいたい一定
> ・病気のときは“食べ過ぎに注意・制限が大事”
> ・サプリは“おまけ・念のため”くらい

でも、さっきの論文(OMNS)の内容や、僕の臨床での手応えを合わせて考えると、イメージはむしろ逆で。

→ 体調が悪いときほど、栄養の「消費スピード」が急加速する
→ なのに、食欲低下・病院食・制限指導で「供給」が減る
→ 結果として、じわじわ“細胞レベルの栄養失調”になっていく

こういうメカニズムで
「治療はしてるのに、全然元気になっていかない人」
が生まれているんだろうな、と感じています。

—

僕から見ると、このNutrient Demand Principleって、すごく当たり前なんだけど、医療現場ではあまり言語化されてこなかった「生理学の常識」をちゃんと文章にしてくれたな、という印象です。

ざっくり言うと

> 病気・ストレス・加齢 = 体の“残業時間”が増える
> 残業が増えたら → エネルギーと材料が余計にいる
> なのに → 給料(栄養)はカットされている

ってことなんです。

とくに印象的なのは、
・ビタミンC
・マグネシウム
・ビタミンD
・B群
・亜鉛・セレン
みたいな「軽く見られがち」な栄養素ほど欠乏していて、しかもそれが
・ミトコンドリア(エネルギー工場)の不調
・慢性的な炎症
・免疫の暴走やダウン
に深く関わっている、という点。

臨床経験から言うと、たとえばこんなケースは本当に多いです。

・検査上は「正常」だけど、実際はビタミンD20 ng/mL以下(かなり低め)
・血清マグネシウムはギリ正常だけど、こむら返り・不眠・動悸がセットである
・風邪をひくたびに長引く人が、ビタミンCと亜鉛を増やしただけで回復スピードが明らかに変わる

そして、これらの栄養素を
「教科書どおりの最低限」じゃなくて
「その人の状況に合わせて、少し攻め気味に最適化」
してあげると、薬では説明しきれないレベルで回復がスムーズになることがあります。

ここがポイントで、この記事でも強調されているように
→ 栄養の必要量は“固定された1日◯mg”じゃない
→ 病気のとき・ストレスのとき・高齢のときは“必要量が跳ね上がる”
→ 回復してきたら、また必要量は下がっていく

つまり「状況に応じて上下するダイナミックなもの」なんです。

だからこそ、僕は
・ラボ(血液検査)だけじゃなく
・症状、生活背景、食事内容、ストレス、睡眠
をぜんぶ合わせて見ながら

→ どの栄養素が“燃え尽きかけているか”
→ どれを“短期集中で増やすべきか”
→ どのくらいの期間、どのくらいの量を試すか

を一緒に設計していくのが、栄養療法の面白さであり、難しさだと思っています。

—

ここまで聞いて
「じゃあ、結局どう考えればいいの?」
と感じると思うので、頭の中をシンプルに整理してみます。

### 頭の中の栄養マップをこう切り替える

従来のイメージ:

– 健康なときも病気のときも
 → 必要量はだいたい同じ
– 病気のとき
 → 食事は控えめ・塩分制限・たんぱく制限・カロリー制限
– サプリメント
 → なんとなく飲むもの、気休め

栄養療法的なイメージ:

– 健康なとき
 → RDA(推奨量)は「とりあえず欠乏症を防ぐための最低限」
– 病気・ストレス・加齢のとき
 → 必要量はグッと上がる(とくにビタミンC・D、マグネシウム、B群、亜鉛など)
– サプリメント
 → 「薬の代わり」ではなく、「細胞の材料・工具を補充する手段」

つまり

> 病気やストレスのときこそ、
> 「よく食べて、よく補って、よく出す」
> という“代謝の底上げ”を意識したほうがいい

ってことなんです。

もちろん、腎臓病や特定の病気では
・カリウム
・リン
など、慎重に扱うべき栄養素もあります。

でもそれと同時に
「本当に足りていない栄養素まで、十把一絡げで絞っていないか?」
は、一度立ち止まって考える価値がある。

—

実際に、あなたの生活に落とし込むなら

– 風邪・感染症のとき
 → ビタミンCと亜鉛は“意識して増やす”もの
– 慢性的な疲れ・うつっぽさ・頭が回らない感じ
 → B群とマグネシウム、鉄・フェリチン状況を一度チェック
– 日光をあまり浴びない・高齢・骨粗鬆症が心配
 → ビタミンDは「ほぼ全員チェック対象」と思っていい
– ずっと炎症が続いていそう(関節痛・皮膚トラブル・肥満など)
 → オメガ3脂肪酸・ビタミンD・マグネシウム・亜鉛あたりを見直す

こういう「状況別の栄養需要マップ」を自分の中に持っておくと、

→ 病気のときに、ただ“安静と薬”だけに頼らない
→ 「今の僕(私)の体は、何を一番欲しがっているんだろう?」と考えられる

ようになります。

—

僕の結論としては、

> 病気とは「栄養の使い過ぎで、細胞が赤字決算になっている状態」
> だからこそ、薬だけでなく「栄養の再投資」を学ぶべき

だと考えています。

Orthomolecular Newsのこの記事は、その「赤字決算」の理屈を
生理学・代謝学の視点から丁寧に説明してくれていて、栄養療法を学ぶ入り口としてもとても参考になる内容です。

僕としては、
・自分や家族の不調が「歳のせい」「体質」で片付けられている人
・検査は正常だけど、いつもなんとなくつらい人
・慢性疾患で“治療はしているのに”回復感がない人

こそ、こうした「栄養需要の原則」を一度しっかり学んでほしいと思っています。

なぜなら、
「どの薬を飲むか」より前に
「そもそも、その薬を代謝するだけの栄養が足りているか?」
が抜けていると、治療全体がうまく回らないからです。

だからこそ、病気や加齢と付き合っていく時代を生きる僕らにとって
“栄養療法を学ぶこと”は、もはやオプションではなく「セルフディフェンス」だと感じています。

また書きますね!

「名医より“治るカラダ”をつくる――手術成功を左右するのは、テクニックより栄養と代謝だった」

冨田のぞみ · 2026年3月13日 ·

こんにちは、宮澤です。

Orthomolecular Newsによれば、手術の成否は「執刀医の腕」だけではなく、患者さん自身の栄養状態・酸化ストレス(レドックスバランス)・血管や血液の状態によって大きく左右される、という話が紹介されています。とくに歯科インプラント(骨とインプラントがくっつく“オッセオインテグレーション”)はその良いモデルで、ビタミンD・C・マグネシウム・ビタミンK、不良な血糖コントロールなどが骨の付き方や傷の治りに影響している、と。要するに「手術は局所のテクニックではなく、全身の生化学的なコンディションの問題でもある」という視点で、術前・術後に栄養や代謝を整える“システム医療”が重要だよ、という内容です。

—

僕、昔から医療ドラマとか手術シーンが出てくる映画が好きで。
大抵クライマックスで「名医が華麗なオペをして一発逆転!」みたいな展開になるじゃないですか。

でも現場を知れば知るほど、ああいう「神の手」ストーリーって、かなりのファンタジーだな…と思うんです。

現実はもっと地味で。

・同じ術式
・同じ病院
・同じ執刀医

でも

→びっくりするほど回復が早い人
→傷がなかなか治らない人
→感染や合併症を起こしてしまう人

が、はっきり分かれるんです。

で、ほとんどの患者さんの頭の中はこうです。

「手術が上手い先生に当たるかどうか」
「最新機器がある病院かどうか」

ここまでは気にするのに、

「自分の栄養状態」
「血糖やビタミンD、マグネシウムがどうか」

は、ほぼノーマークなんですよね。

でも、この記事のテーマそのままなんですが
手術って「ものすごくコントロールされた“ケガ”」なんです。

身体からすると、
・メスで切られる
・血が出る
・組織が損傷する

全部「大事故」と同じ扱い。

だから、その後に必要なのは

→酸化ストレスを処理する力
→コラーゲンや骨を作り直す材料
→新しい血管を作るチカラ
→血を固めすぎず、でも止血もちゃんとできる仕組み

つまり、「栄養」と「代謝」と「循環」です。

テクニックだけじゃなくて、
その土台となる“からだの環境”が問われるってことなんです。

—

私から見ると、この記事は「インプラントや手術に限らず、慢性不調も同じ構造だよ」という話にそのままつながります。

臨床経験から言うと、
インプラントのトラブルや、手術後の傷の治りが悪い人を詳しく見ていくと、

・ビタミンDが思いっきり低い
・マグネシウム不足
・ビタミンCの摂取が圧倒的に少ない
・血糖がいつも高め(HbA1cがじわっと高い)
・慢性的な炎症(脂っこい食事・砂糖・ストレス過多)

こういうパターンがかなりの確率で出てきます。

つまり、

テクニックの問題ではなく
「生化学的な地盤沈下」が起きているってこと。

なのに多くの人は

「サプリは気休めでしょ?」
「術後に栄養なんて、ヨーグルトとゼリー食べてればいいんじゃない?」

と本気で思っている。

でも、からだの側から見れば、
ビタミンCもDもマグネシウムも、
ぜんぶ“治すための部品”なんです。

部品が足りない状態で、
「最新型の手術ロボットです」って言われても、
完成する“作品”(=治癒)はどうしても限界がある。

だから栄養療法って
・美容のオマケ
・サプリ好きの世界

じゃなくて、

→傷の治り
→骨のくっつき
→感染への強さ
→合併症リスク

こういう“ガチの医療アウトカム”に関わる話なんです。

—

もう少し「顧客の頭の中」を整理すると、

患者さんが思っていること:
– とにかく手術がうまくいけばOK
– 術後は安静にしていれば回復するはず
– 栄養は「とりあえず食べていれば大丈夫」
– サプリ=美容かダイエット目的

でも現実は:
– 手術は「スタートライン」に過ぎない
– 回復速度も合併症リスクも「栄養・代謝・血管」で変わる
– 日本人はビタミンD・マグネシウム・ビタミンCなどが普通に不足気味
– 糖代謝が乱れている人は“傷が治りにくい環境”に住んでいる

ここにギャップがあるわけです。

そのギャップを埋めるには、

●手術やインプラントの前から
 →ビタミンD(血中25(OH)D)をチェックして補う
 →ビタミンCを意識して増やす(食事+必要ならサプリ)
 →マグネシウムをしっかりとる(豆類・ナッツ・海藻+サプリ)
 →糖質過多を減らして血糖の乱高下を抑える

●術後も
 →「食べられれば何でもいい」ではなく“治癒用の栄養”を意識
 →炎症と血栓リスクを上げる食事(揚げ物・甘いもの・超加工食品)を控える

こういう視点が必要なんです。

—

僕の結論としては、

・手術もインプラントも「職人技」だけど
・仕上がりを決めているのは「材料」と「工場の電源状態」

ってこと。

材料=栄養
電源=ミトコンドリアとレドックスバランス
工場=あなたのからだ

外科医は「職人」ですが、
職人がどれだけ優秀でも、
サビだらけの鉄と、足りないネジと、不安定な電源しかなかったら
最高の作品は作れない。

だから、テクニックの話だけじゃなくて
「自分のからだの環境づくり」を学ぶべきなんです。

これが、僕が栄養療法を「オプションじゃなくて、医療の土台」として扱いたい理由です。

また書きますね!

老化スイッチを切るエピゲノ飯のつくり方

冨田のぞみ · 2026年3月13日 ·

こんにちは、宮澤です。

先日読んだ「Warm Quinoa Salad with Salmon, Asparagus and Kale」という記事では、サーモンとキヌア、アスパラガス、ケールを使った温かいサラダを通して、「長期的な健康=エピジェネティクス(DNAメチル化)を意識した食事」を提案していました。サステナブルなサーモンでオメガ3とコリンをとりつつ、アスパラで葉酸とイヌリン、パプリカやケールでアピゲニン・ケルセチンなどのファイトケミカルを補給し、さらにレモン&タヒニ(ごまペースト)のドレッシングでルテオリンなども狙っていく。調理は30分ちょっとで、平日夜にもいけるようにシンプルだけど、「老化スイッチをオフにする栄養」をギュッと詰め込んだレシピになっている、という内容です。

この前、夜遅くにNetflixをダラダラ見ながらポテチを食べてて、「あ、これ絶対明日だるくなるやつだ…」と途中で袋を閉じた瞬間があったんですね。
でもお腹は空いてる。
料理する気力はゼロ。

そこで冷蔵庫を見ると、
→ 冷凍サーモン
→ ちょっとシナっとしたケール
→ 開封済みのキヌア

「なんだこの中途半端なメンバー…」と思いながらも、どうにか形にしたくて簡単なボウル飯を作ったら、翌朝の体の軽さが全然違ったんです。
そのときふと、「やっぱり“何カロリーとったか”じゃなくて“どの栄養をどう組み合わせたか”が体調を決めてるな」と実感しました。

この記事のレシピも、まさにその発想。

・サーモン → たんぱく質+オメガ3+コリンで、脳と血管と肝臓ケア
・アスパラ → 葉酸+イヌリンで、DNAメチル化と腸内環境の両方をケア
・ケール&パプリカ → アピゲニン、ケルセチン、DIMなどで「老化や炎症のスイッチ」に働きかける
・タヒニ+レモン → 良質な脂質とミネラル+ルテオリンで、味と栄養のブースト

こんな感じで、「ただヘルシーそうなものを寄せ集めた」のではなくて、
→ エピジェネティクス(遺伝子のスイッチ)
→ マイクロバイオーム(腸内環境)
→ メチル化(解毒・ホルモン・メンタルの土台)
ここをまとめて狙い撃ちしているのが面白いところなんです。

僕から見ると、このレシピの価値は「レシピそのもの」よりも、「栄養の組み合わせの発想法」にあります。臨床経験から言うと、体調を崩す人の多くは、「たんぱく質は足りない」「野菜は少ない」「油の質は悪い」という“わかりやすい不足”だけじゃなくて、「エピジェネティック栄養素(葉酸、コリン、ポリフェノールなど)の“質とバランス”が足りていない」ことが多いです。つまり、カロリーは満たしてるのに、細胞レベルでのメンテナンス・修復に必要な“工具セット”が足りていないってこと。だからこそ、サーモン+緑の野菜+色の濃い野菜+プレバイオティクス+良質な脂質、みたいな「パーツのそろった一皿」を、週に何回か“ルーティン化”していくことが、サプリよりも地味だけど長期的には効いてくるんです。

「何をどれくらい我慢するか」よりも
「どんな一皿を“定番化”するか」を考える。

これが、これからの栄養療法でいちばん現実的で、続けやすいアプローチなんじゃないかなと僕は思っています。だから、カロリーや糖質だけじゃなくて、「エピジェネティクスを意識した栄養の組み合わせ」を学ぶべきなんです。

また書きますね!

参考にした記事:
[Warm Quinoa Salad with Salmon, Asparagus and Kale](https://www.drkarafitzgerald.com/recipe/salmon-quinoa-salad/)

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