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一般

ガバペンチンに頼りきらない「神経の土台」再構築術

冨田のぞみ · 2026年7月15日 ·

こんにちは、宮澤です。

Diane Ridaeusによれば、ガバペンチン(Neurontin)はもともとてんかんや帯状疱疹後の神経痛、レストレスレッグス症候群に対して承認された抗てんかん薬だけど、実際には「痛み」「不眠」「不安」「うつ」「アルコール離脱」などにオフラベルで大量に使われているとのこと。短期的には役立つケースもある一方で、長期になるほど「体重増加・認知機能低下・転倒や骨折・心血管イベント・自殺念慮・呼吸抑制・腎毒性」などのリスクが積み上がり、依存や乱用、離脱症状(けいれんや幻覚など)が問題になっているそうです。特に高齢者やアルコール使用歴がある人では有害事象が増えることが大規模コホートで示されていて、「オピオイドの代わりに安全」というイメージだけで長期投与するのはかなり危うい、というメッセージなんですね。

僕、昔から医療ドラマや映画を観ていると「薬1錠で全部解決!」みたいなシーンが気になっていて。
現場でそんな魔法薬ないよな…と突っ込みながら観てます。

で、日常でも似たことが起きていて。

・寝れない → とりあえず睡眠薬
・不安 → とりあえず抗不安薬
・痛い → とりあえず鎮痛薬 or ガバペンチン

こんな感じで、「とりあえず1個足す」発想になりやすい。
家に物が増えすぎて、片付かない人の部屋みたいな状態です。

でも、部屋が散らかっているときに本当に必要なのって、

→ 収納を増やすことより
→ 何が要らないかを見極めて、減らすこと

だったりしますよね。

薬も同じで、「もう増やさなくていいような身体の土台」をどう作るか?
ここで出番になるのが、栄養療法なんです。

—

## 映画じゃなくて、現実世界では「土台」が9割

例えば、慢性的な神経痛や不安でガバペンチンを飲んでいる人の頭の中って、だいたいこんなイメージです。

– 「薬を減らしたいけど、痛みが怖い」
– 「やめたら不安が爆発するんじゃ…」
– 「とはいえ、このまま一生この量はイヤ」
– 「そもそも、自分の体がどうなってるのかよく分からない」

ここにいきなり「じゃあガバペンチンやめましょう」は現実的じゃない。
やるべき順番は、

1. 体と脳の“栄養環境”を整える
2. 痛み・不安を栄養と生活習慣で少しでも下げておく
3. その上で、必要なら医師と相談しながら減薬プラン

この「1と2」をすっ飛ばして減薬だけすると、リバウンドみたいにツラくなって、「やっぱり薬しかない」となりがちなんです。

—

## 僕から見ると、「ガバペンチンありき」じゃなくて「脳と神経の材料を揃える」のが先

私から見ると、今回のガバペンチンの記事は「薬のリスクを知ろう」で終わらせるんじゃなくて、「じゃあ、薬に依存しすぎないための土台作りに、具体的に何ができるの?」まで考えるきっかけにすると価値がある、と思っています。

栄養療法の視点でいうと、ガバペンチンが使われる症状って、かなりの割合で「神経と脳の材料不足」「エネルギー産生の不具合」「炎症」が絡んでいることが多いんですね。ざっくりいうと、

– 神経伝達物質の材料不足
→ タンパク質不足、ビタミンB群不足(特にB1,B6,B12)、マグネシウム不足など

– ミトコンドリア(細胞の発電所)の不調
→ 鉄・CoQ10・カルニチン・アルファリポ酸などの不足、血糖コントロール不良

– 慢性炎症
→ オメガ3不足、加工食品・糖質過多、腸内環境の乱れ

こういう「土台トラブル」があるところに、ガバペンチンで神経の興奮だけを抑え続けると、

→ 症状の‘音量’は一部下がる
→ でも、原因そのものは残ったまま
→ しかも長期副作用という新しい問題が積み上がる

って構図になりやすいんです。

栄養療法的には、少なくともこんな方向性で「土台作り」をしておくと、
ガバペンチンへの依存度を下げられる可能性が高まります。

### 1. 神経の材料をきちんと入れる

– 毎食のタンパク質を「手のひら1枚分」を目安に
→ 肉、魚、卵、大豆製品、プロテインなど
– ビタミンB群を意識して増やす
→ レバー、卵、魚、全卵、緑黄色野菜、サプリBコンプレックスも選択肢
– マグネシウム
→ ナッツ、海藻、豆類+必要に応じてマグネシウムサプリ(酸化Mg以外がおすすめ)

### 2. 炎症と血糖スパイクを抑える

– 白いものを減らす(白米・白パン・砂糖たっぷりの飲み物)
– 食事の順番を
野菜 → タンパク質 → 炭水化物
にするだけでも血糖はかなり安定しやすい
– オメガ3脂肪酸を増やす
→ 青魚(サバ・イワシ・サンマ)、亜麻仁油、えごま油、魚油サプリなど

### 3. 睡眠を「薬だけに頼らない方向」に少しずつ寄せる

– 寝る2時間前からスマホのブルーライトをカット
– 寝る3時間前までに夕食を終える
– アルコールで寝つく習慣をやめる(短期的に寝れても、睡眠の質は落ちる)

これを全部一気にやる必要はなくて、

→ まず「タンパク質を増やす」
→ 次に「夕食時間を早める」

くらいの一歩で十分なんです。
栄養療法って、決してストイックな健康マニアのためだけのものじゃなくて、「薬を減らしたいけど、やめるのが怖い」人のための“逃げ道を増やす技術”ってことなんですよね。

—

## 臨床経験から言うと、「減薬の成功率」は栄養状態にかなり比例する

臨床経験から言うと、ガバペンチンに限らず、
精神薬・睡眠薬・痛み止めを減らしたい人を見ていると、

– 栄養状態がボロボロ(貧血・低アルブミン・低亜鉛・重度のビタミンD欠乏 etc.)
– 炎症マーカーが高い
– 低血糖気味でフラフラ

という人ほど、減薬のときの離脱症状がキツくなりやすいです。

逆に、

– 食事とサプリで数カ月かけて栄養状態を底上げ
– 睡眠のパターンを整える
– 軽い運動でミトコンドリアを少し鍛えておく

こういう準備期間を取った人は、同じ量を減らしても「波はあるけど、耐えられる範囲」で乗り切るケースが多い。

つまり、

→ 減薬のしやすさ = その人の“栄養の貯金残高”

ってことなんです。

なので、ガバペンチンの長期リスクを知ったからといって、
今すぐやめる/続けるの二択で悩む必要はなくて、

1. まず自分の栄養状態・生活習慣を見直して“貯金”を増やす
2. 信頼できる医師・専門家と相談しながら、少しずつ薬への依存度を下げる設計をする

この二段構えをイメージしてもらえたら十分です。

だから僕は、「ガバペンチンは危ないからダメ」という話ではなくて、
「長期で付き合うなら、自分の体の土台(栄養・睡眠・炎症コントロール)をちゃんと学んで、薬に振り回されない選択肢を増やそう」というスタンスでいます。

—

また書きますね!

参考にした記事:
「Gabapentin Long-Term Effects: Potential Benefits & Risks」
https://www.alternativetomeds.com/blog/gabapentin-long-term-effects-potential-benefits-risks/

肌は長寿のダッシュボード:炎症と老化を読むスキンケア

冨田のぞみ · 2026年7月7日 ·

こんにちは、宮澤です。

この前、休日にカフェでぼーっと人間観察していたら、面白いことに気づいたんです。
同じくらいの年齢に見える人でも、「肌がきれいな人」と「なんとなく疲れて見える人」って、全体の雰囲気まで違うじゃないですか。
服装も姿勢も似ているのに、「この人は元気そう」「この人はちょっと無理してそう」みたいな印象が、ほぼ“肌の情報”だけで伝わってくる。
そこから一気に、「肌って、見た目だけじゃなくて“健康のダッシュボード”なんじゃないか?」という妄想モードに入り、その流れで読んだのが、カラ・フィッツジェラルド医師のポッドキャスト記事「The Skin Longevity Breakthrough | Carolina Reis Oliveira」でした。

—

Kara Fitzgerald, NDによれば、最新の長寿医学では「皮膚は単なる“美容パーツ”ではなく、全身の炎症や免疫、老化スピードに直結する“長寿臓器”だ」と考えられ始めているそうです。この記事では、OneSkin社のOS-01というペプチドを中心に、①肌にたまる「老化細胞(ゾンビ細胞)」が全身の慢性炎症をあおって老化を加速させること、②900以上のペプチドをスクリーニングして見つけたOS-01が、その老化細胞を20〜50%も減らし、コラーゲン産生やバリア機能を回復させること、③その結果として、肌の「生物学的年齢」が平均2.5〜3.3年若返ったというデータがあること、④高齢者の顔と全身にOS-01配合ローションを3カ月塗っただけで、血液中の炎症マーカー(特にIL-8)が下がった=“肌から全身の炎症に介入できるかもしれない”こと、などが紹介されています。さらに、急激な減量やGLP-1製剤使用時の「顔がやつれる問題」、傷あと・帝王切開の瘢痕、糖尿病で治りにくい創傷などにも、皮膚の老化細胞をコントロールするアプローチが役立つ可能性が語られていて、「スキンケア=化粧品」という時代から、「スキンケア=局所から全身を狙う医療的ツール」へと発想をひっくり返す内容になっていました。

—

僕から見ると、この流れは「栄養療法・機能性医学」がずっと言ってきたことと、きれいにつながっているんです。
つまり、
→ 腸は“第二の脳”
→ 筋肉は“代謝を握る最大の内分泌器官”
→ そして肌は“外界と免疫をつなぐ長寿臓器”
ってこと。

臨床経験から言うと、重いアトピー、慢性湿疹、ニキビ、酒さ体質の人たちって、かなりの確率で
– 腸内環境の乱れ
– 血糖コントロール不良
– 睡眠の質の悪さ
– ストレス負荷の高さ
を同時に抱えています。
肌トラブルを“表面の問題”としてだけ扱うと、大抵こじれます。
逆に、食事・腸・血糖・ストレス・睡眠を整えながら、バリア機能を回復させるスキンケアを組み合わせると、「肌も体調も一緒にラクになる」ケースが多いんです。

この記事で語られているOS-01のすごさは、「老化細胞を減らす」というハイテク要素だけじゃなくて、
→ 肌のバリアを修復して
→ 慢性的な微小炎症を落として
→ 結果として、免疫システムが本来の仕事をしやすくなる
という“地味だけど本質的なメカニズム”をしっかりデータで追いかけているところ。

ここで多くの人の頭の中には、たぶんこんなイメージがあります。

– 「とりあえず高い美容液を塗ればなんとかなる?」
– 「食事とか睡眠とか、やったほうがいいのは分かるけど、続かない」
– 「サプリとスキンケア、どこまでやれば“やりすぎ”じゃないの?」

これを整理すると、
– NGパターン:
– 炎症高めの食生活(糖質過多・揚げ物・加工食品)
– 睡眠不足・ストレスフル
– でも「高級クリームだけはがんばる」
→ 一見がんばってるのに、コスパ最悪

– 現実的にめざしたいパターン:
– まず「炎症を下げる栄養療法」
– 血糖の乱高下を減らす
– オメガ3や色の濃い野菜・果物で抗炎症を底上げ
– 同時に、「肌バリアを壊さない・むしろ修復する」シンプルなスキンケア
– 香料・刺激の強い酸を乱用しない
– バリア回復+老化細胞ケアができるアイテムを“少数精鋭”で使う
→ 内側と外側から、炎症と老化細胞を“ダブルで減らす”戦略

ってことなんです。

僕の感覚では、「OS-01みたいな高機能ペプチド」は、魔法の杖ではなくて、
・すでに土台(食事・睡眠・ストレス・腸)がそこそこ整っている人が
・“あと一歩、老化スピードを落としたい”ときのブースター
として使うと、かなり理にかなっていると思います。

だからこそ、この記事を読んで「このペプチドすごい!」で終わるんじゃなくて、
→ そもそも自分の肌は、全身状態の“何を”映しているのか?
→ そのサインを見ながら、何を食べて、どう眠って、どうストレスを処理していくか?
→ そのうえで、どんなスキンケアなら“投資する価値があるか?”
を考えることが大事なんです。

栄養療法の文脈でいうと、
「ビタミンやオメガ3を飲む前に、まずジャンクフードをやめよう」
と同じで、
「ハイテクなペプチド化粧品を使う前に、まず慢性炎症を作る生活パターンを見直そう」
ってこと。

でも逆に言うと、
・生活習慣を整えつつ
・老化細胞やバリア機能に直接アプローチできる時代
になったわけで、これはかなりワクワクする変化でもあります。

だから僕は、
「肌=美容」ではなく
「肌=長寿と炎症の“見えるセンサー”」として扱える人ほど、
栄養療法もアンチエイジングも、ムダ打ちが減っていくと思っています。

また書きますね!

参考にした記事:
「The Skin Longevity Breakthrough | Carolina Reis Oliveira」

The Skin Longevity Breakthrough | Carolina Reis Oliveira

デトックス迷子から抜け出す「細胞膜リセット」という発想

冨田のぞみ · 2026年7月4日 ·

こんにちは、宮澤です。

この前、古いDVDで「マトリックス」を見直していて、ふと考えたんです。
あの世界って、表面はそれっぽいけど、システムの根っこが壊れてるから全部が歪むじゃないですか。

あれって、僕たちのカラダにもそっくりで。
見た目は「元気そう」「健康診断オールA」でも、細胞レベルの“システム”がボロボロだと、
・疲れが抜けない
・サプリ飲んでもイマイチ効いてる気がしない
・デトックスしてるつもりなのに体調がブレる
みたいなことが起きるんですよね。

で、Kara Fitzgerald, NDによれば、デトックスの「本当の現場」は肝臓でも腸でもなく“細胞膜”そのものなんです、という話が出てきます。
今回紹介されているプロトコルは、BodyBioが30年かけて積み上げてきた「膜から始めるデトックス」。ポイントはざっくり言うと、
→ 解毒の主役である酵素(CYP450)も、毒素を運び出す胆汁の流れも、メチル化も、全部「リン脂質でできた細胞膜」がちゃんと機能していてこそ働く
→ 大気汚染、重金属、酸化ストレス、栄養不足でこの細胞膜のリン脂質がすり減ると、どんなデトックス法を上に乗せてもブレーキがかかる
→ だからまずは「ミネラル補給 → 膜(リン脂質)の修復 → そしてブチレート、TUDCA、グルタチオンでターゲットサポート」という順番で、細胞レベルの排出ルートを整える
という、シンプルだけどかなり本質的なフレームです。この考え方をそのまま口から摂る「Cell Detox protocol」として体系化している、という内容でした。

—

僕、昔かなりストイックに「デトックスごっこ」をやってた時期があって。
グリーンスムージー、サウナ、ファスティング、キレート系サプリ…。
一通りやってみたんですけど、正直「スッキリした気がする日」と「逆にどんよりする日」があって、
なんでだろう?ってずっとモヤモヤしてました。

臨床経験から言うと、こういう“デトックス迷子”になる人の頭の中ってだいたいこんな感じです。

– とにかく「毒を出したい」
– → だから「出す系」のことだけ頑張る(汗をかく、断食する、サプリを盛る)
– → でも「出ていく通り道(細胞膜・胆汁・腸内環境)」が狭い or 詰まり気味
– → 結果、気分が悪くなる or 効果がよくわからない
– → 「もっと出さないと」と強度を上げて、さらにしんどくなる

つまり、出口の配管掃除をしないまま、水圧だけガンガン上げてるようなものなんです。

今回の「細胞膜から始めるデトックス」の良いところは、
・まずミネラルで“電解質バランスと酵素活性の土台”を整える
・リン脂質で“細胞膜という配管”を修理する
・そのうえで
 → ブチレートで腸と炎症を落ち着かせ、
 → TUDCAで胆汁フローを良くして、
 → グルタチオンで解毒酵素の仕事を底上げする
というふうに、「順番」と「場所」をちゃんと意識しているところなんですよね。

僕から見ると、これはいわゆる“栄養療法”をやっている人なら、ほぼ全員が押さえておくべき基本設計図だと思っています。
なぜかというと、クライアントさんが望んでいるのは本当は、
– 「毒を出した」という自己満足じゃなくて
– 朝スッと起きられること
– 仕事の集中力が続くこと
– 気分の波が減ること
– 将来の病気リスクを静かに下げておくこと
みたいな「日常のクオリティ」だからです。

そのためには、
→ 派手な“出すテクニック”より
→ 地味だけど“細胞膜とミネラルのベース整備”を先にやること。

これが、遠回りに見えて一番の近道なんです。

だから僕は、栄養療法を学ぶ人・実践する人には、
・細胞膜(リン脂質)
・ミネラル(特に電解質)
・胆汁と腸内環境
この3つを「デトックスの核」としてまず理解してほしいと思っています。
そのうえで、ブチレートやTUDCA、グルタチオンみたいなサプリをどう組み合わせるかを考えると、
「何となく飲む」から「狙って使う」に変わって、結果もかなり変わります。

栄養療法って、結局は
→ 細胞ひとつひとつを“ちゃんと働ける状態に戻すこと”
なんです。
そのスタート地点として「細胞膜からのデトックス」を学んでおく価値は、かなり大きいと僕は感じています。

また書きますね!

参考にした記事:
[Detoxification Starts at the Membrane: The Science Behind a 30-Year Clinical Protocol](https://www.drkarafitzgerald.com/2026/07/03/cell-membrane-detoxification/)

プロテイン前に「腸」の授業を受けよう

冨田のぞみ · 2026年7月3日 ·

こんにちは、宮澤です。

最近、ジム帰りの人たちをボーッと眺めるのが好きでして。
シェイカー片手に「とりあえずプロテイン!」って人、多くないですか?

映画でも、マッチョキャラはだいたいデカいシェイカー振ってる。
日常でも、コンビニに入れば「高たんぱく」「糖質オフ」がずらっと並ぶ。

でも、カウンセリングで実際にお話を聞くと
「プロテイン増やしたのに、なんかお腹が張る」
「便が臭くなった気がする」
「体重は増えたけど、筋肉か脂肪かよくわからない」
…みたいな声も、けっこうあるんです。

ここで今日の本題。
海外の機能性医学の先生のブログ「Why More Protein Isn’t Always the Answer」を読むと、
ざっくりこんな話が書いてあります。

—

筋肉は「長寿の臓器」だから、加齢とともにたんぱく質を増やすのは大事。
でも、「どれだけ摂るか」だけじゃなく
「ちゃんと消化・吸収・代謝できているか?」が超重要だよね、という話です。

ポイントを超シンプルにまとめると…

– たんぱく質=摂取量 ≠ 利用量
→ 胃酸・消化酵素・小腸・腸内細菌の状態が悪いと、食べた分がそのまま筋肉にはならない

– 消化しきれなかったたんぱく質が大腸に流れ込むと
→ 腸内細菌がそれをエサに「たんぱく質発酵」をしすぎる
→ アンモニア、p-クレゾール、TMA、硫化水素など、腸にも全身にも良くない代謝産物が増える
→ 腸内環境が荒れ、炎症・リーキーガット・免疫異常につながるリスク

– 特に、こんな要因があると消化力が落ちがち
→ 胃酸が少ない(年齢・ストレス・薬など)
→ H. pylori感染
→ 膵酵素不足
→ 小腸の刷子縁障害
→ 慢性ストレス
→ 腸の炎症
→ 便秘&腸の通過が遅い

– じゃあどうするか?のカギが
→ 十分な食物繊維+ポリフェノール(野菜・果物・豆・全粒穀物・ハーブなど)
→ 腸内細菌に「炭水化物発酵」を優位にしてもらい
→ 短鎖脂肪酸(酪酸など)を作ってもらうことで、腸のバリアも免疫・ミトコンドリアも守る

– 「腸ーミルク(筋肉)軸」という考え方もあって
→ 腸内細菌の代謝産物(短鎖脂肪酸・二次胆汁酸など)が
→ 免疫(特にTレグ)を通じて、筋肉の修復や回復にも影響しているらしい

– だから、たんぱく質の「量」だけ聞かずに
→ 消化力・便通・ガスやお腹の張り・食物繊維量・腸内環境
を一緒に評価したうえで「高たんぱく」にした方がいいよね、というまとめでした。

—

僕から見ると、この話って
「プロテインは増やしたけど、腸のキャパを一切考えていない問題」
を、かなりうまく言語化してくれているな…と感じます。

臨床経験から言うと、
– たんぱく質を増やしたら
→ 便が臭くなった/おならがきつくなった/お腹が張る
– 高たんぱく+低糖質に振り切ったら
→ 便秘気味になった
– 肉とプロテインは増やしたけど
→ 野菜・海藻・豆・果物はむしろ減った

こういう人の腸内環境を見ると、
・たんぱく質発酵のマーカーが高い
・守ってくれる短鎖脂肪酸が少ない
ことが多いんです。

つまり、頭の中のよくある図式が

「筋肉をつけたい/老化を防ぎたい」
→ とりあえず
 ・プロテインを増やす
 ・肉を増やす
 ・糖質を削る

で止まっている。

でも、実際に体の中で起きていることは

「腸の消化・吸収キャパ」
× 「腸内細菌のバランス」
× 「食物繊維とポリフェノール量」

これらがちゃんと整ってないと

→ 余ったたんぱく質が大腸で“腐敗寄りの発酵”を起こす
→ 腸が荒れる
→ 炎症・疲労・メンタル・肌・ホルモンにもじわじわ悪影響
→ 結局、筋肉のコンディションも上がりきらない

…ってことが起きている可能性があるわけです。

だから本当は、

– 「高たんぱくにしても大丈夫な腸なのか?」
– 「今の便通とガスとお腹の調子で、プロテイン増やして平気か?」
– 「たんぱく質を増やす前に、食物繊維とポリフェノールを増やすべきじゃないか?」

ここをセットで考える必要がある、というのが僕の結論です。

—

ここまでを、もっと生活感あるイメージで言うと…

あなたの腸は「工場」で、
・たんぱく質:原材料
・胃酸・消化酵素:加工マシン
・腸内細菌:下請け職人
みたいな感じです。

このとき、

原材料(プロテイン・肉)だけガンガン増やして
加工マシンは古いまま(胃酸少ない・酵素不足)
下請け職人にはごはんも電気も渡さない(=食物繊維・ポリフェノール不足)

…って状態だとどうなるか?

→ 工場がパンクして
→ 不良品(アンモニア・有害代謝産物)がダダ漏れ
→ 工場内も周辺環境も汚れていく

ってイメージなんです。

じゃあどうすればいいか?を超ざっくり整理すると…

1. まず、自分の「腸の今の状態」をざっくり把握する
– 便通:
→ 1日1〜2回出てる?
→ コロコロ or ゆるゆるじゃない?
– ガス:
→ においがキツくなってない?
– 食後の症状:
→ 肉料理やプロテイン後に、胃もたれ・膨満感・眠気が強くない?

2. たんぱく質を増やすときは、「同時に」これも増やす
– 野菜(特に根菜・葉物・キャベツ系)
– 海藻・きのこ
– 豆類(体質に合う範囲で)
– 果物(食べすぎない前提で)
→ 高たんぱく = 高食物繊維+高ポリフェノールセットってこと

3. 「量」だけじゃなく「質」と「タイミング」も見る
– 朝・昼・夜で、毎食ある程度たんぱく質を分散
– 消化力が弱い人は
→ いきなり300gステーキじゃなく、
→ 量を小分け+よく噛む+煮込み系から増やす など

4. それでも
– 便が臭すぎる
– ガス・お腹の張りがきつい
– 疲労感や肌荒れ・メンタルも悪化している

こういうときは
→ 自己流でさらにプロテインを増やすより
→ 一度「腸のチェック」を優先した方が、長期的には絶対に得です。

—

結局のところ、

「高たんぱくにしたら筋肉がつく」じゃなくて

「消化力と腸内環境を整えたうえで
 自分に合った量と質のたんぱく質をとると、
 筋肉と全身がちゃんと報われる」

ってことなんです。

だから、筋トレやダイエットを頑張る人ほど、
・胃腸の状態
・便通
・食物繊維とポリフェノール
・腸内細菌との付き合い方

ここを“栄養療法”として学ぶべきだと僕は思っています。
プロテインの前に「腸の授業」を受けるイメージですね。

また書きますね!

—

参考にした記事:
[Why More Protein Isn’t Always the Answer](https://www.drkarafitzgerald.com/2026/07/02/more-protein-can-harm-the-gut/)

ブレインザップは脳の悲鳴?減薬と栄養で守る神経ケア

冨田のぞみ · 2026年7月1日 ·

こんにちは、宮澤です。

Diane Ridaeusによれば、いわゆる「ブレインザップ(Brain Zaps)」は、抗うつ薬やベンゾジアゼピンの服用中〜離脱時に起こる、ビリッとした電気ショックのような違和感のことで、めまい・吐き気・不眠などもセットで出やすいのに、医学論文は驚くほど少なく、医師の中でも知られていないことが多いそうです。一方で、患者さんからのネット調査では多数が経験を報告していて、その頻度や強さを悪化させる要因として「睡眠不足」「栄養状態の悪さ」「急な減薬・断薬」「短時間作用型の薬」が挙がり、対策としては「ゆっくりした離脱スケジュール」「栄養療法(オーソモレキュラー)」「体内の神経毒(化学物質など)のデトックス」「薬に頼らない睡眠改善」が重要だ、というのがこの記事の骨子です。

—

僕、最初にこの「ブレインザップ」の話を聞いたのって、実は映画じゃなくて海外ドラマでした。
主人公が抗うつ薬を急にやめて、「頭の中でビリビリって火花が散る」って表現していて、「そんな大げさな…」と思ってた。

でもそのあと、日常の栄養相談で
「目をキョロッと動かすと、頭の中でバチッてなる」
「スマホを一気見した翌日は、首の後ろから頭に電気が走る感じがする」
みたいな話を、別々のクライアントさんから立て続けに聞いたんです。

この時、「あ、ドラマの脚本じゃなくて、リアルに起こっていることなんだ」と腑に落ちました。

—

僕から見ると、「ブレインザップ」は“減薬のテクニックの問題”っていうより、「脳と神経が、栄養不足&毒物過多のままギリギリで踏ん張っているサイン」に近いです。

頭の中で起きていることをざっくりイメージすると、

– 神経の配線(ニューロン)が
– 不安定な電気信号を出しながら
– 「足りない栄養」と「余計な毒」の間で右往左往している

そんな感じです。

もっと生活レベルに落とすと、読者の頭の中ではこんな独り言が回っていることが多いです:

– 「薬はできれば減らしたいけど、やめたら仕事にならないのは怖い」
– 「主治医に『電気が走る感じが…』って言っても、ちゃんと伝わらなさそう」
– 「サプリで何とかなるなら試したいけど、どこまで本気でやればいいの?」
– 「そもそも、これって危ないの? それとも“よくある不快なだけの症状”なの?」

ここを整理すると、僕の結論はけっこうシンプルで、

> ブレインザップ対策 =
> 「減薬のスピード」×「脳の栄養」×「毒の少なさ」×「睡眠の質」

ってことなんです。

—

なので、この記事を栄養療法の視点で読み替えると、ポイントはこう整理できます。

### 1. 減薬は「筋トレ」だと理解する

いきなりフルスクワット100回やったら、誰でも膝を壊します。
減薬も同じで、

– 急に 50% 減らす
– 飲み忘れが頻発する
– 日によって飲んだり飲まなかったり

こういうのは「膝を壊すスクワット」と同じで、ブレインザップを誘発しやすい。

→ やるべきことは、
– 少量ずつ(数%〜10%前後)
– 数週間〜数カ月かけて
– 体調を見ながら「微調整」

っていう、「丁寧な筋トレ」なんです。

### 2. 栄養療法は「神経の防具」を厚くするイメージ

臨床経験から言うと、ブレインザップが出やすい人には、かなりの確率でこんな特徴があります。

– 朝食はコーヒーだけ or 甘いパンだけ
– たんぱく質が少ない(肉・魚・卵・大豆が少なめ)
– ビタミンB群・マグネシウムあたりが枯渇してそうな食事
– 「疲れたら甘いもの」で誤魔化しがち

こういうパターンだと、

– 神経伝達物質の材料(アミノ酸)
– それを合成するための補因子(ビタミン・ミネラル)

が足りてないので、電気信号が暴れやすくなります。

ざっくりですが、栄養療法で「神経の防具」を厚くするなら、

– たんぱく質:
→ 体重×1.0〜1.5 g/日を目安(例:60kgなら60〜90g)
– ビタミンB群:
→ マルチビタミンB or B50/B100あたりを検討
– マグネシウム:
→ 就寝前に200〜400mg(クエン酸Mgやグリシン酸Mgなど)

こういう基本セットから整えていくことが多いです。
もちろん、個別の検査ができればベストですが、方向性としては「神経の材料を増やす」ってことなんです。

### 3. 「見えない神経毒」を減らす

記事にもあった「ニューロトキシン(神経毒)」、これもバカになりません。

– 残留農薬の多い食品
– 合成香料たっぷりの洗剤・柔軟剤
– 重金属(歯科金属、古い水道管など)
– 長年の喫煙・溶剤曝露

こういうのが積み重なると、神経の「被膜(ミエリン)」をじわじわ傷つけていきます。

ここで完璧主義になる必要はなくて、最初の一歩はこのくらいで十分です。

– 家で一番使う洗剤・柔軟剤 → 無香料・低刺激に変える
– よく食べる野菜・果物 → なるべく国産 or 低農薬にする
– 毎日の飲料 → プラスチックボトルを少し減らして、浄水器+マイボトルにする

→ 「全部変える」じゃなくて、「よく触れているものから順に、少しずつマシにする」って考え方がポイントです。

### 4. 睡眠は「一番安くて強いサプリ」

ブレインザップが強く出る日の背景を聞くと、

– 寝るのが毎日1時〜2時
– 途中でスマホチェックを挟みまくり
– 休日は昼まで寝てリズムが崩壊

こういうパターンが圧倒的です。

睡眠って、ものすごく雑に言えば、

> 「脳内の配線を、毎晩ちょっとずつ修理する時間」

なので、ここが削られると、
どれだけサプリを飲んでも「工事する時間がない」状態になってしまいます。

まず意識してほしいのは、

– 24時までに布団に入る日を増やす
– 寝る前30分だけでもスマホ・PCをオフにする
– 朝は同じ時間に起きる(休日も±1時間以内)

この3つ。
お金がかからないのに、栄養療法より先に効くことも多いです。

—

まとめると、

– ブレインザップは「気のせい」じゃなく、神経が悲鳴を上げているサイン
– 原因は「急な減薬だけ」じゃなく、「栄養不足 × 神経毒 × 睡眠不足」の掛け算
– 対策は
→ 減薬ペースを“筋トレ並みに慎重”にする
→ 栄養療法で神経の材料と防具を増やす
→ 生活の中の神経毒を少しずつ減らす
→ 睡眠の質を「最優先サプリ」として扱う

ってことなんです。

だからこそ、「薬を減らす技術」だけじゃなくて、
「脳と神経を守る栄養療法」を学ぶべきなんですよね。
減薬中の不調に振り回されず、「自分の脳を自分でケアできる感覚」を持っておくことが、長期的なメンタルの安定に直結します。

また書きますね!

—

参考にした記事:
「Brain Zaps: Overlooked Symptom of Antidepressants and Withdrawal」
https://www.alternativetomeds.com/blog/brain-zaps-overlooked-symptom-of-antidepressants-and-withdrawal/

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