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「卵子の質」はからだ全体の健康通知表

冨田のぞみ · 2026年5月20日 ·

こんにちは、宮澤です。

最近、30代の友人たちが集まると、話題がやたら「卵子凍結」とか「いつまで妊娠できるのか問題」に寄っていくんですよね。
映画でも「40歳目前で焦ってクリニックに駆け込むキャリアウーマン」みたいな描写がすっかり定番。
でも僕の外来で実際に会うのは、「卵子凍結すべきか?」って悩みつつも、本音ではこう思っている人たちです。

「できれば、できるだけ自然に妊娠したい」
「そもそも自分の“身体の状態”をよくする方法が知りたい」

そんな中で読んで面白かったのが、Ann Shippy MD がまとめていた記事。
ざっくり言うと、

– 卵子の「数」だけじゃなくて、「育つ環境=卵子の質」が超重要
– その質は
 → ミトコンドリア(細胞のエネルギー工場)
 → 代謝・インスリン抵抗性
 → 有害物質(農薬、プラスチック、重金属…)
 → 腸内環境・免疫
 → 慢性炎症・自己免疫
みたいな“全身の状態”にめちゃくちゃ左右される、しかも多くは「変えられる」
– 加齢だけの話じゃなくて、「どういう生活・環境で数ヶ月過ごしたか」が卵子・精子の質を決めてしまう
– だから、卵子凍結やIVF(体外受精)も否定はしないけれど、その前に「体の土台づくり」を3〜6ヶ月ちゃんとやると、
 → 自然妊娠もしやすくなるし
 → もしARTをするにしても“成功率アップ”の土台になる
という「システムとしての妊娠」の話でした。

—

僕から見ると、この話って「卵子の質=体全体の“栄養と毒素バランス”の通知表だよね」という感覚にすごく近いです。臨床経験から言うと、検査で「卵巣年齢」が悪いと言われた人でも、3〜6ヶ月かけて栄養療法+毒素ケア+腸の立て直しをやると、基礎体温が整ったり、生理痛が軽くなったり、肌が変わったり、「明らかに別の体」になっていく。その延長線上で、自然妊娠したり、IVFの採卵数や受精卵の質が良くなったりするケースを何度も見ています。つまり「卵子のタイムリミット」に一喜一憂するより、「今から数ヶ月、自分の体を“妊娠しやすい仕様”に育て直す」と決めた人の方が、メンタル的にも結果的にも報われやすい、これが僕の実感なんです。

—

ここで、読んでいるあなたの頭の中を、かなり雑に言語化してみると…

– 「卵子凍結、高いし怖いけど、何もしないのも怖い」
– 「でも、何からやったらいいの?サプリ?ジム?断捨離?」
– 「そもそも私の体って、妊娠に向いてるの?向いてないの?」

多分、こんなグルグルが起きてると思うんですよね。

このモヤモヤを「栄養療法の目線」で分解すると、だいたいこうなります。

—

### 1. 「妊娠しやすい体」=「ミトコンドリアが元気な体」

– 卵子は体の中でいちばんミトコンドリアが多い細胞
– つまり、エネルギー不足 →
 → 排卵の質が落ちる
 → 受精しても分裂がうまくいかない
 → 初期流産リスクも上がる

ここで効いてくるのが、

– 血糖コントロール(甘いもの・小麦・ジュースをダラダラ摂らない)
– 良質な脂質(魚、オリーブオイル、アボカド、ナッツなど)
– ミトコンドリアを支える栄養素
 → CoQ10
 → カルニチン
 → B群
 → マグネシウム
 → 亜鉛

みたいな、すごくベーシックだけど「ちゃんとやると地味に効く」栄養療法なんです。

—

### 2. 「加工食品まみれ」の生活は、そのまま「卵子いじめ」

記事にも出てきますが、
超加工食品+環境ホルモン(プラスチック、農薬、PFAS…)は、

– ホルモンバランスを崩す
– 酸化ストレスを増やす
– 卵子・精子のDNAを傷つける

→ 要するに「静かに妊娠力を削っていく」存在。

でも逆も真で、

– ペットボトルを減らしてガラス or ステンレスのボトルにする
– ラップ・プラスチック容器をなるべくガラスに変える
– できる範囲でオーガニック食材を増やす
– 市販のお惣菜・スナックを“毎日習慣”から“たまのお楽しみ”に格下げする

こういう小さな選択の積み重ねで、

→ 体内の農薬・プラスチック代謝物がガクッと下がる
ってデータがちゃんと出ているんです。

「全部オーガニックじゃないとダメ」じゃなくて、
・家で作る“ベースのごはん”をちゃんとする
・外食とコンビニは“足し算”じゃなくて“例外”にする
このくらいの切り替えだけでも、卵子にとってはかなりの環境改善になります。

—

### 3. 腸と免疫をなめると、妊娠もうまくいかない

お腹の調子が悪い人、多いですよね。
便秘、下痢、ガス、お腹の張り…

「まあ、体質でしょ」ってスルーされがちだけど、妊娠の観点から見ると、

– 腸で栄養(葉酸、亜鉛、鉄、オメガ3など)が吸えない
– 腸から炎症シグナルがダダ漏れ
– 免疫が過敏になって“着床・維持”を邪魔する

こんなルートで、がっつり妊娠に絡んできます。

僕の感覚だと、

腸がボロボロ
→ 肌が荒れる
→ 生理も乱れがち
→ メンタルも落ちやすい
→ 授かりにくい・流産しやすい

って一連のパターンが、かなりの頻度でセットになっていることが多いです。

だから、

– まずは「毎日ちゃんと出るか」をチェック
– グルテン・乳製品・アルコールを一度リセットしてみる
– プロバイオティクス・プレバイオティクスを“合う形で”使う

このあたりを、妊活の前提条件として整えるのが、栄養療法的には“王道の一手”なんです。

—

### 4. 「不調のパズル」を栄養で読み解く

ここまでをひとことで言うと、

– 卵子凍結=「将来のための保険」
– 栄養療法=「そもそも保険がいらないレベルまで、今の体を底上げする投資」

みたいなイメージに近いです。

もちろん、
・年齢的なタイミング
・仕事やパートナーの事情
・持病
いろんな要素が絡むので、「凍結する/しない」は人それぞれでOK。

でも、どっちにせよ共通しているのは、

→ 「自分の体を“妊娠しやすい仕様”にしておくことは、絶対に無駄にならない」

ってこと。

– 将来妊娠したい人
– 今まさに妊活中の人
– IVFを控えている人
– いつか子どもが欲しいかも…と考えている20代の人

誰にとっても、

「栄養と毒素と腸と炎症のことを、自分の言葉で理解しておく」

これは、これからの時代の“リテラシー”に近いと思っています。

だから僕は、
「卵子凍結すべきか?」より前に、
「自分の体を、ちゃんと“妊娠モード”に整える方法を学ぶべき」
だと伝えたいんです。

また書きますね!

—

参考にした記事:
[Fertility Preservation Beyond Egg Freezing](https://www.drkarafitzgerald.com/2026/05/19/fertility-preservation-egg-freezing/)

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