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臨床分子栄養医学研究会

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受講者の声

薬より先に「脳の土台」を整える栄養メンタルケア

冨田のぞみ · 2026年3月1日 ·

こんにちは、宮澤です。

Diane Ridaeusによれば、三環系抗うつ薬アミトリプチリンは「どう効いているのか完全には分かっていない」のに、世界で年間8億件超も処方され、今後さらに増える見込みだそうです。うつ病が適応ですが、実際には頭痛・不眠・慢性痛などにもオフラベルで広く使われていて、その一方で、性機能障害(PSSD)、体重増加、心臓への負担、妊娠中の奇形リスクなど、長期的な副作用がかなりしつこく残ることがある。しかも、神経伝達物質を「ピンポイント」ではなく広くいじる“dirty drug”なので、他剤との併用リスクも多い。だからこそ「根本原因を探さずにまず薬」ではなく、栄養療法や他の非薬物アプローチを含めた代替策・補完策をもっと真剣に検討しよう、という内容です。

—

僕、昔から「薬に頼らずに何とかしたいタイプ」なんですけど、同時に、睡眠が一気に崩れたときのあの絶望感とか、頭痛が毎日続くしんどさもよく分かる。映画で、主人公が眠れなくて夜中に冷蔵庫を開けて牛乳をそのまま飲むシーン、ありますよね。あれって、まさに「何でもいいから、今この苦しさを止めたい」っていう心の叫び。現実でも、そこに「じゃあ、とりあえずこの薬で様子みましょうか」と抗うつ薬や睡眠薬がスッと差し出される。
その瞬間、頭の中ではこんな感じになりがちです。

– 今のつらさ → 今すぐ止めたい
– 医者が出してくれる薬 → 効きそう、早そう
– 副作用・長期リスク → よく分からない、でも「まあ大丈夫でしょ?」

でも、体の中で起きていることをざっくり言うと、

「脳の配線やホルモンをかなり強引にいじる」
→ その結果として、
「気分・睡眠は少しマシになるかもしれない」けど
「性機能・体重・心臓・肝臓・妊娠への影響など、別のツケがじわじわ出てくる」

ってことなんです。

ここで、栄養療法の話が出てきます。

—

### 薬と栄養療法、役割がぜんぜん違う

顧客の頭の中って、だいたいこうなりがちです。

– 抗うつ薬 → 「気分を上げるスイッチ」
– サプリや栄養療法 → 「効くかどうかよく分からない補助的な何か」

でも、僕から見ると実際は逆で、

– 抗うつ薬 → 「一時的に症状の音量を絞るリモコン」
– 栄養療法 → 「そもそもスピーカーや配線を修理する作業」

って感じなんです。

たとえば、うつっぽさ・不安・慢性疲労・頭痛の裏側に、こんなサインが隠れていることは本当に多い。

– 亜鉛・鉄・ビタミンB群不足
– 血糖値がジェットコースターみたいに乱高下
– 腸内環境がボロボロ(便秘・下痢・ガス・膨満感)
– 睡眠の質が悪い(深い眠りが足りない)
– 慢性的な炎症(関節痛、肌荒れ、アレルギー体質など)

これらが全部、

→ 神経伝達物質の材料不足
→ ホルモン(セロトニン、ドーパミン、メラトニン等)のバランス崩壊
→ 結果として「気分が落ちる」「眠れない」「体が痛い」

に直結している。

ここを治さずに、いきなりアミトリプチリンでセロトニンやノルアドレナリンの「行き先」だけいじっても、
土台はボロいままなんです。

—

### 「dirty drug」vs「クリーンな栄養」のイメージ

アミトリプチリンは、神経科学者の間で“dirty drug”と呼ばれています。
理由はシンプルで、

– セロトニン
– ノルアドレナリン
– ドーパミン
– ヒスタミン
– アセチルコリン
– イオンチャネル(Na・Ca・K など)

みたいな、全然別のレシーバーを一気にいじってしまうから。

イメージとしては、

– ラジオの「ボリュームだけ」いじりたいのに
– つまみを回したら、音量もチャンネルも、電源も、スピーカーの配線も、
ぜんぶ同時にガチャガチャ動いてしまう

→ そりゃ、副作用も多くなりますよね、って話なんです。

一方、栄養療法はもっとシンプル。

– タンパク質 → セロトニンやドーパミンの「材料」
– 鉄・亜鉛・マグネシウム → それらを合成・代謝するための「工具」
– ビタミンB群 → エネルギー産生と神経の「潤滑油」
– オメガ3 → 脳細胞の「膜」の質そのものを良くする

つまり、

「壊れた部品を交換して、道具を揃えて、油をさしてあげる」
→ システムそのものが静かに、じわっと復活してくる

っていうアプローチなんです。

—

### 臨床経験から言うと、薬だけで解決しようとするほど泥沼化しやすい

臨床経験から言うと、
「とりあえず薬で抑えておこう」とスタートしたケースほど、

– 用量が増える
– 薬の種類が増える
– 副作用対策の薬がさらに増える

→ 気づいたら、毎日数種類の向精神薬+睡眠薬+整腸剤+胃薬
みたいな状態になっていることが珍しくありません。

しかも、本人の感覚はこうなりがちです。

– 前よりマシなところもある
– でも、だるさ・性機能障害・体重増加・頭のモヤモヤは増えた気もする
– どれが自分で、どれが薬の影響なのか分からない

ここで、血液検査や尿検査、食事・睡眠・生活習慣を細かく見ていくと、

– たんぱく質・鉄・亜鉛・ビタミンDがバツグンに不足
– 糖質過多+カフェイン依存
– 腸内環境が荒れまくっていて、栄養がそもそも吸収されていない

みたいな「見落とされていた根本要因」がボロボロ出てくるんです。

薬を全否定するつもりはまったくありません。
命を救う場面も、もちろんある。
ただ、僕は、

– 「薬だけで何とかしよう」とする
→ 結果として、長期的なツケを払う人が多すぎる

と感じています。

だから僕のスタンスは、

1. 今の症状のつらさはちゃんと認める
2. でも、「脳が薬不足」なんじゃなくて「栄養・環境・生活が崩れている」可能性を徹底的に探す
3. 必要なら薬と併用しつつ、できるだけ「クリーンな栄養」と「生活習慣」で土台を立て直す
4. 土台が整ってきたら、主治医と相談しながら、最低限の薬にしていく(あるいは減薬を目指す)

という順番を、大事にしたいと思っています。

栄養療法を学ぶっていうのは、

「サプリオタクになる」ってことじゃなくて、
「自分の脳と心のメカニズムを、薬任せにしないで理解しにいく」

ってことなんです。

—

だから僕は、
アミトリプチリンみたいな強い薬を「飲む/飲まない」の白黒だけじゃなくて、

– なぜ今の症状が出ているのか
– それを支えている栄養・生活習慣のパターンは何か
– 自分の体質に合った、長期的に続けられる栄養戦略は何か

ここを一緒に考えられる人が増えてほしいと思っています。
そのためにも、「栄養療法」という視点は、これからのメンタルケアにとって必須の教養になっていくはずです。

また書きますね!

—

参考にした記事:
[Amitriptyline: Revisiting the Long-Term Effects 60 Years On](https://www.alternativetomeds.com/blog/amitriptyline-revisiting-the-long-term-effects-60-years-on/)

細胞のゴミ掃除で若返るミトコンドリア健康術

冨田のぞみ · 2026年2月28日 ·

こんにちは、宮澤です。

この前、子どもと一緒に久しぶりに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を見たんです。デロリアンが時間を飛び越えるあのシーン。
「この車、なんでこんなエネルギーあるんだろう?」って子どもが聞くから、「中に小さな発電所が入ってると思えばいいよ」と答えながら、ふと頭に浮かんだのがミトコンドリア。
僕らの体も、実は同じで。
見た目は同じでも、中にある“発電所”=ミトコンドリアの元気さで、疲れやすさも、回復力も、将来の老け方もぜんぜん変わってくるんですよね。

—

Kara Fitzgerald, NDによれば、加齢の根本ドライバーの一つは「ミトコンドリアの機能低下」で、これが疲労感、筋肉量の低下、回復力の遅さ、全身のレジリエンス低下につながるとのことです。そして、そのカギになるのが「ミトファジー(傷んだミトコンドリアを入れ替える細胞のリサイクル機構)」と、それをサポートする「ウロリチンA」というポストバイオティクス。ざっくり言うと、腸内細菌が一部の人だけ作れる特殊な代謝産物で、食事だけで十分な量をまかなうのは難しい。最近のヒト臨床試験では、ウロリチンAがミトコンドリアの質管理を改善し、加齢に伴う筋力低下や疲労感に良い影響を出す可能性が示されてきていて、「どんな人に役立ちそうか」「臨床でどう使うか」といった実践的なポイントまで議論されている、という内容なんです。

—

僕から見ると、これは「アンチエイジングの新成分の話」じゃなくて、「細胞のゴミ掃除をどうデザインするか」の話。
日常でよくあるパターンって、

– 朝起きても疲れが抜けない
– ちょっと運動すると翌日までぐったり
– 検査は“正常”だけど、とにかくパワー不足

こういう人の頭の中って、たぶんこんな感じなんですよね。

「サプリ増やせば元気になるはず → ビタミンもプロテインも飲んでる → でも体感がイマイチ → もう歳だから仕方ないのかも」

でも、ミトコンドリア視点で見ると、

– 新しい栄養を入れる(インプット)だけじゃなく
– 古くて壊れたミトコンドリアを捨てて入れ替える(メンテナンス)

この2つがセットじゃないとエネルギーは上がらない、ってことなんです。

だから、栄養療法で本当に考えるべきなのは、

→ 何を足すか(栄養素・サプリ)
だけじゃなくて
→ どうやって古いものを手放して、細胞を若返らせるか(ミトファジー・オートファジー)

ここに食事・睡眠・運動・腸内環境・ポストバイオティクス(ウロリチンAみたいなやつ)をどう組み合わせるか、という“設計”が必要なんです。

臨床経験から言うと、「疲れやすい」「なんとなく老けた気がする」という人ほど、
・血糖コントロール
・たんぱく質とミネラル不足
・腸内環境の乱れ
このあたりを整えるだけでも、ミトコンドリアがけっこう元気になっていきます。そこに、ミトファジーを促す要素(軽い空腹時間をつくる、質の良い睡眠、適度な筋トレ、そして必要ならポストバイオティクスなど)を足していくと、「エネルギーが戻ってきた」「回復が早くなった」と感じる人が増えてくるんですよね。

つまり、
「老化=見た目のしわ」じゃなくて
「老化=ミトコンドリアのメンテナンス不足」ってこと。

だからこそ、これからの栄養療法では
・エネルギーを“足す”栄養学だけじゃなく
・細胞の“入れ替え”を促す栄養学とライフスタイル
この両方を学ぶべきだし、その一つのピースとしてウロリチンAのようなポストバイオティクスをどう活用するかを考える価値がある、と僕は思っています。

また書きますね!

参考にした記事:
[Strategies to Restore Mitochondrial Function and Support Healthy Aging: The Role of Urolithin A](https://www.drkarafitzgerald.com/2026/02/27/webinar-timeline-urolithin-a-mitochondrial-function/)

腸から守る、更年期の骨と未来

冨田のぞみ · 2026年2月25日 ·

こんにちは、宮澤です。

Kara Fitzgerald, NDによれば、更年期前後の骨密度低下は「ホルモンだけの問題」ではなく、腸内環境と慢性炎症が大きく関与しているそうです。今回紹介されていたSōlaria biōの研究では、野菜や果物の内部に住む「エンドファイト」と呼ばれる微生物を利用したシンバイオティクス(プレ+プロバイオティクス)を使い、閉経後早期の女性で骨密度の減少を最大85%も抑え、骨吸収マーカーCTXも有意に下げた臨床試験データが出ています。要点としては、①骨量は30代でピークを迎え、その後は静かに減っていく「サイレントクライシス」であること、②骨を壊す「破骨細胞」は炎症シグナルで活性化される免疫細胞の一種であること、③腸内環境と腸管バリア・炎症・免疫の状態が骨代謝に直結していること、④従来の「とりあえずカルシウムとビタミンD」では不十分で、腸―免疫―骨の軸を意識した介入が必要、という話です。

—

僕、昔から医療ドラマが好きで、救急でおばあちゃんが転倒して大腿骨を折るシーンを見るたびに、「あれって一瞬の不注意で起こる不運な事故」くらいに思ってました。
でも実際に外来で患者さんを診るようになると、階段をちょっと踏み外しただけ、椅子から立ち上がろうとしただけ、くしゃみをしただけ…そんな“小さなきっかけ”で骨折して、その後の生活がガラッと変わってしまうケースを何人も見るわけです。

ここで、多くの人の頭の中はこんな感じになっています。

– 骨折した
 → 骨が弱っていたらしい
 → 年だからしょうがないよね
 → とりあえずカルシウムと薬かな

でも、実際の順番はかなり違っていて、

– 20〜30代:ピーク骨量が十分に作れていない
– 30〜40代:ゆるやかな骨量低下(本人は無自覚)
– 更年期前後:腸と炎症の問題+ホルモン変化で、一気にカーブが急になる
– 60代以降:やっとDEXA(骨密度検査)を受ける頃には
 → もう「結果」が出てしまっている

ってことなんです。
ドラマで骨折する“その日”は、「何十年も前から続いていたプロセスのゴール」にすぎない。

—

僕から見ると、この記事のいちばん面白いところは、骨の話をしているようで、実は「腸と免疫と炎症の話」をしている点です。

栄養療法の現場でよく見るパターンをざっくり書くと、

– 腸の状態が悪い
 → 透過性アップ(リーキーガット傾向)
 → 免疫が常に軽く“警報モード”
 → 慢性炎症(低レベルだけど常にオン)
 → 破骨細胞がじわじわ優位
 → 気づいた頃には骨がスカスカ

っていう流れ。
これ、血液検査でCRPとかIL-6がそんなに高く出ていなくても、骨レベルや組織レベルでは起きていることがある、というのがポイントです。

臨床経験から言うと、「骨の悩みのある人=カルシウム不足の人」とは限りません。
むしろ、
– 便秘や下痢をくり返す
– お腹が張りやすい
– 食後に強い眠気やだるさ
– 皮膚トラブルや関節痛が地味に続く

こういう“日常のちょっとした不調”の積み重ねがある人は、骨のリスクも高めに見ておいた方がいい印象があります。

つまり、
「骨はカルシウムの問題」じゃなくて
「骨は、“炎症と腸”が映し出された結果」
ってこと。

だからこそ、栄養療法で学ぶべきは、

– 腸内環境(マイクロバイオーム)をどう整えるか
– 腸管バリアをどう守るか
– 食事とサプリで炎症シグナルをどう下げるか
– 骨のマーカー(CTXやP1NP)をどうモニタリングするか

みたいな「システムとしての身体の見方」なんです。

今回の記事で紹介されていたBōndiaのような、植物由来のシンバイオティクス(プレ+プロバイオティクス)を使った骨アプローチは、まさにこの発想の延長線上にあって、
– HRT(ホルモン補充療法)
– ビスフォスフォネートなどの薬物療法
– 食事・運動・ビタミンD/K、ミネラル補充

と「競合」するんじゃなくて、「土台の炎症と腸」を支える“下地作りのツール”として位置づけるとしっくりきます。

要するに、
骨の話をするときに、**腸と炎症をセットで考えないのは、かなりもったいない**というのが僕の結論です。
だからこそ、栄養療法では「カルシウムを足す」だけじゃなく、腸―免疫―骨のつながりを理解して学んでいく価値がある、と強く感じています。

また書きますね!

参考にした記事:
Why Bone Loss Accelerates With Aging: The Gut–Bone Connection

Why Bone Loss Accelerates With Aging: The Gut–Bone Connection

「『とりあえず薬』を卒業して、体を一つのシステムとして整えるオーソモレキュラーという視点」

冨田のぞみ · 2026年2月24日 ·

こんにちは、宮澤です。

Orthomolecular Newsによれば、2026年2月25日に上海から「バイオロジカル歯科」「レドックス医学(酸化と還元の医学)」「オーソモレキュラー(栄養療法)」の専門家たちがZoomでクロス大陸ディスカッションを行うそうで、口腔と全身のつながり、酸化ストレスと慢性疾患、長期化する新型コロナ後遺症へのアプローチ(高用量ビタミンCや紫外線血液照射療法など)がテーマになっています。スイスの生物学的歯科のパイオニアVolz医師、レドックス医学で有名なLevy医師らが登壇し、「症状ごとにバラバラに治す」のではなく、「体全体のシステムを一体として整える」統合アプローチを議論する場です。

—

僕、つい最近、久しぶりに昔の映画を見返していたんですが、主人公が「とりあえず痛み止め」「とりあえずカフェイン」で無理やり走り続けて、最後にどーんと倒れるシーンがあるんですね。あれって、けっこう現実でもよく見る光景だなと。
・頭痛 → とりあえず鎮痛剤
・だるい → とりあえず栄養ドリンク
・眠れない → とりあえずお酒
こんな「とりあえず」が積み重なって、気づけば「慢性疲労」「原因不明の不調」「長引く感染症」みたいな状態になっている人、ものすごく多いんです。

で、今回のオーソモレキュラーのニュースに出てくる話は、ざっくり言うと

– 口の中(歯・歯茎・インプラント)と
– 全身の炎症・老化・慢性疾患
– そして酸化ストレスと栄養(ビタミンCなど)

を「全部つながった一つのシステム」として見ましょう、という流れなんですね。

—

僕の普段の臨床でもよく見るのが、

→ 検査では「異常なし」
→ でも、実際には
 - 疲れやすい
 - 集中力が続かない
 - 風邪をひくと長引く
 - なんとなく気分も落ちる

こういう「グレーゾーンの不調」です。

ここに共通しているのが、

– 酸化ストレスが高い(=体がサビている)
– 抗酸化・解毒を支える栄養が足りない
 (ビタミンC、B群、マグネシウム、亜鉛など)
– 口の中の慢性炎症(古い金属、根管治療歯など)が地味に火種になっている

ってパターン。

今回のニュースでは、
「長期化するコロナ後遺症(Long COVID)」と「血液の固まりやすさ(過凝固)」に対して、
・レドックス(酸化・還元)バランスを整える視点
・ビタミンCなど栄養を使ったオーソモレキュラー療法
・紫外線血液照射(UBI)といった先端療法
が語られるとのことですが、ポイントは

→ どのテクニックがスゴいか
ではなく

→ 体の「サビ」と「炎症」をどうやって根本から減らすか
→ そのために、栄養・口腔環境・血液・免疫をどう統合的に見るか

ここなんです。

—

僕から見ると、栄養療法(オーソモレキュラー)は

– 「特別な治療法」というより
– 「人間がそもそも持っている修復システムを、元の設計図どおりに動かしてあげるための燃料と部品をちゃんと入れること」

って位置づけです。

臨床経験から言うと、
・サプリだけ大量に飲んで、食事はコンビニ&ファストフード
・歯はボロボロで慢性炎症だらけ
・睡眠はいつも削っている
この状態で「ビタミンC飲んでるから大丈夫ですよね?」って人、少なくありません。

正直、その状態だと

→ 栄養は「薬」じゃなくて「消耗品」扱い
→ 入れても入れても、炎症とストレスで燃え尽きていく
→ 体感も変わりにくい

ってことが起きます。

ちゃんと効かせるには、

– 口の中の慢性炎症を放置しない(生物学的歯科の視点)
– 酸化ストレスを上げている生活習慣(睡眠不足、過度の飲酒、喫煙など)を見直す
– そのうえで
 → ビタミンC
 → ビタミンD
 → マグネシウム
 → 良質なたんぱく質
 → オメガ3脂肪酸
など「体の修復の材料」になるものを、必要量しっかり入れる。

こんなふうに、
・原因
・環境
・材料
を「一つのシステム」として扱ってはじめて、栄養療法は本来の力を発揮する、というのが僕の実感です。

—

多くの方の頭の中は、たぶんこんな感じだと思います。

– 「サプリを1つ足せば、1つ症状が消える」
– 「ビタミンCは風邪用」
– 「口の中の問題は歯医者さんだけの話」
– 「内科と歯科とメンタルは別々」

でも、実際に体の中で起きているのは、

→ 口の中の炎症
 ↓
→ 血液を通じて全身の炎症へ
 ↓
→ 酸化ストレス上昇
 ↓
→ ミトコンドリア(細胞の発電所)が疲弊
 ↓
→ だるい・治りが悪い・メンタルも落ちる

…という一連の流れなんです。

だから大事なのは、
「どのサプリを飲むか?」以前に

– 自分の体で「何がどこで詰まっているか」
– その詰まりを外すのに「どの栄養がどれだけ必要か」
– その土台として「口・腸・睡眠」をどう整えるか

を体系的に学ぶこと。

僕は、栄養療法は
・一発逆転の魔法
じゃなくて、

・「体というシステムの設計図を理解して、長期的にチューニングする技術」
だと思っています。

だからこそ

– 医師や歯科医などの専門家はもちろん
– 慢性不調で悩んでいる当事者自身も

「オーソモレキュラー(栄養療法)」を“自分の言葉で説明できるレベル”で学ぶべきだと考えています。
自分の体のことを、他人任せにしないために。

また書きますね!

「ワクチンだけに頼らない感染症対策――“栄養で免疫の土台を整える”という発想を取り戻そう」

冨田のぞみ · 2026年2月24日 ·

こんにちは、宮澤です。

最近、Amazonプライムでパンデミック映画をぼーっと観てたんですけどね。
どの作品も「ワクチン開発」「新薬」「政府の会議」みたいなシーンばかりで、誰も「ビタミン足りてる?」なんて話をしないわけです。

日常でも同じで、風邪をひいたとき
「薬飲んだ?」とは聞かれるけど
「最近、日光ちゃんと浴びてる?」とはまず聞かれない。

Orthomolecular Newsによれば、今回紹介された記事では、まさにその「見えない前提」がテーマになっています。
要するにこういう話です。

—

### 記事の要点(超ざっくり)

・アメリカの感染症政策(特にFauci体制)は
 → ビタミンDをはじめとする栄養による「ホスト(人間側)の強化」より
 → ワクチン・抗ウイルス薬といった「ウイルス側への攻撃」を優先してきた、という構造的な問題提起。

・ビタミンDについては、2000年代半ばから
 → 呼吸器感染との関連
 → 免疫調整、抗菌ペプチドの産生、炎症のコントロール
 がかなりはっきり論文で出ていたのに、
 国家レベルの「戦略」としては扱われなかった。

・COVID-19期間中も
 → NIHガイドラインは「ビタミンDは推奨も否定もしない。証拠不十分」
 → その一方で、新規ワクチンや薬は緊急使用で一気に加速
 この「証拠のハードルの非対称性」がおかしくない?という問い。

・ビタミンC、亜鉛、セレンなど、他の免疫に関わる微量栄養素も同様で、
 「安い・リスク低い・生理学的根拠は十分」なのに
 政策のメインには置かれなかった。

・誰か一人の陰謀というより
 → 資金配分
 → 研究の優先順位
 → ガイドラインの書き方
 といった「構造」と「文化」の問題なんじゃないか、という整理。

…という内容なんです。

—

### 日常レベルに落とすとどういう話?

多くの人の頭の中って、たぶんこんな感じです。

– 風邪・インフル・コロナ対策
 → マスク
 → 手洗い
 → ワクチン
 → 薬(解熱剤とか咳止め)

「栄養で土台を上げる」は、抜け落ちてるか、せいぜいオマケ。

でも、実際のからだの中で起きてることは
 ウイルス vs 僕ら
のガチンコ勝負なんじゃなくて、

 ウイルス vs 「僕らの免疫システムのコンディション」

なんです。

このコンディションを左右してるのが
– ビタミンD
– ビタミンC
– 亜鉛
– セレン
…みたいな「地味だけど必須のパーツ」たち。

イメージでいうと、

– ワクチン・薬 → 「武器の性能」
– 栄養 → 「兵士の体力・防御力・チームワーク」

武器だけ最新でも、兵士が栄養失調でヘロヘロだったら勝てないよね、ってことなんです。

—

### 僕から見ると(臨床経験も踏まえて)

僕のクリニックでも、何年も患者さんを見ていると、
「感染症にやたら弱い人」と「そこそこ強い人」の違いが見えてきます。

ざっくり言うと、

– 冬になると毎年のように風邪→長引く→気管支炎コース
– 常に疲れてて、寝ても回復した感じがしない
– 検査すると、ビタミンDが不足〜欠乏レベル

こういう人は本当に多いです。

逆に、
– ビタミンDの血中濃度をちゃんと上げる
– ビタミンC・亜鉛・マグネシウムを整える
– 腸内環境を立て直す

こういう「栄養療法」をコツコツ続けると、

→ 「そういえば、今年は寝込むほどの風邪ひかなかった」
→ 「家族がインフルになっても、僕だけ軽症で済んだ」

みたいな変化は、かなりの頻度で起こります。
これ、体感としてはすごく大きい。

もちろん、
「ビタミンDさえ飲んでいればコロナにかからない」
なんて単純な話では全然ないです。

でも、
– 重症化リスクを少しでも下げる
– 回復までの時間を少しでも短くする

こういう「地味だけど重要な確率調整」は、確実に起きている感覚があります。

僕から見ると、今回の記事が言っている本質は

> 「ワクチンか栄養か」の二択じゃなくて、
>  『病原体対策』と『ホスト(僕らのからだ)の最適化』を
>  両方やらないと、本当に強い医療にはならない

ってこと。

そして残念ながら、
– 政策
– 研究費
– 大手メディアの情報
を見ていると、栄養側は明らかに「脇役」扱いなんです。

臨床の現場で、患者さんの血液データと経過を見ていると、
「これは脇役にしておくにはもったいなさすぎる」
と僕は感じています。

—

### あなたの「頭の中の優先順位」をちょっと書き換えるなら…

読んでいるあなたの頭の中では、
こんな優先順位になっていませんか?

1. ワクチン・薬 → メインの対策
2. 生活習慣 → まあ大事だよねレベル
3. 栄養(ビタミン・ミネラル) → サプリ好きな人の趣味

もしそうなら、僕としてはこう書き換えてほしいんです。

1. ベース:栄養と睡眠で「免疫の土台」を整える
 → ビタミンD・C・亜鉛・セレンなどの不足をまず埋める
2. 次に:マスクや手洗いなどの物理的対策
3. その上で:ワクチン・薬などの医療リソースを必要に応じて使う

つまり、

– 「薬でなんとかする」の前に
– 「からだが戦える状態にしておく」

ってこと。

これは「代替医療に走れ」という話ではなくて、
「生理学的に当たり前のことを、当たり前にやろうよ」という提案です。

—

### だから「栄養療法」を学ぶべき

今回のOrthomolecularの記事は、
– 国の政策レベル
– 研究費の配分
– ガイドラインの書き方

といった「上の世界」の話がメインですが、
日常レベルに落としてしまえばメッセージはシンプルです。

→ 僕らは、自分のからだの「基礎設定」を、
 もっと自分で整えていいし、整えるべきなんです。

そのために必要なのが「栄養療法」という考え方。

・何をどれくらい摂れば、血中濃度がどう変わるのか
・どの栄養素が、免疫・ホルモン・脳にどう関わっているのか
・食事だけで足りない部分を、どうサプリで補うのか

これを知らないまま生きるのは、
「スマホを省電力モード&低速通信のまま使い続ける」ようなもの。
本当はもっと性能を出せるのに、出していないってことなんです。

だから僕は、薬やワクチンの議論と同じくらい、
「ビタミンDをはじめとする栄養の話」を、
一人ひとりがちゃんと学ぶべきだと考えています。

次回は、
– ビタミンDをどのくらい目指すといいのか
– 日本人で不足しやすいパターン
– サプリを選ぶときのざっくり基準

このあたりを、もう少し具体的に書いてみようと思います。

また書きますね!

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