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「糖尿病は“血糖値の病気”じゃない ─ 細胞レベルの壊血病としてとらえ直す3階建てケアモデル」

冨田のぞみ · 2026年4月18日 ·

こんにちは、宮澤です。

昨日、久しぶりに昔の映画「レナードの朝」を見返していて。
長年、原因がよく分からないまま「症状だけ」を薬で抑え続けるって、当事者も医療者も、実はけっこう怖いことだよな…とあらためて感じました。

日常でも似たこと、ありますよね。
エアコンの効きが悪いからって、リモコンの温度をどんどん下げる。
でも本当の原因は「フィルターが詰まってる」だけ。

温度(=数字)をいじっても、システム(=本体)が詰まってたら根本解決しない。
糖尿病も、まさにこれと同じ構造だな、と。

—

Orthomolecular Newsによれば、2型糖尿病は「血糖値の病気」ではなく、本当は「全身のシステムが壊れている病気」としてとらえるべきで、血糖値を下げるだけでは心筋梗塞や脳卒中、死亡リスクは十分に減らせないこと、大量の糖が細胞に入るビタミンCの通り道を邪魔して「細胞の中だけビタミンC欠乏=細胞レベルの壊血病」みたいな状態をつくり、酸化ストレスや炎症、血管障害を悪化させていること、そしてケトジェニック・低糖質などの代謝療法は重要だけどそれだけでは細胞の機能は完全には戻らず、「①血糖コントロール → ②代謝改善 → ③システム全体の回復(栄養・ミトコンドリア・ホルモン・毒素まで)」という3段階で考えないと、本当の意味での回復には届かない…というモデルが示されています。

—

僕のまわりでも

「検診のHbA1cは良くなった」
「薬も減った」

でも

・疲れやすい
・傷が治りにくい
・メンタルが安定しない

こういう人、かなり多いんです。

頭の中の優先順位はだいたいこう。

→ とりあえず血糖値を下げたい
→ 数字さえ良ければ安心したい
→ 食事はできるだけ今まで通りがいい

すごく自然な感覚です。
僕も患者側ならまず「数値」を見ちゃうと思います。

でも、身体の側から見ると優先順位は逆で

→ まず細胞の中がサビないこと(酸化ストレス)
→ エネルギー工場(ミトコンドリア)がちゃんと回ること
→ そのためのビタミン・ミネラル・ホルモンバランスが足りていること
→ その結果として血糖値が整う

っていう順番なんですよね。

—

臨床経験から言うと、低糖質やケトジェニックだけを頑張っても「思ったほど元気にならない人」が一定数いて、そういう人を詳しくみると

・ビタミンC、B1(チアミン)、マグネシウム、ビタミンDがガタガタ
・ストレス過多でコルチゾール高め
・睡眠の質が悪い
・重金属や環境毒性の暴露が強い

みたいに、「見えないところ」がボロボロなことが多いです。
そこを一緒に整えていくと

・同じ食事でも血糖の安定感が全然違う
・体調の「ベース」が底上げされて、リバウンドしにくい

という変化が出てくる。
だから僕は、血糖値はあくまで「結果のメーター」であって、「原因そのもの」ではない、という前提で治療を組み立てるようにしています。

—

この記事で面白いのは「糖尿病=細胞レベルの壊血病かもしれない」という視点。

ざっくりいうと

糖が多い
→ ビタミンCと同じ通り道(トランスポーター)を糖が占拠
→ 細胞の中にビタミンCが入りにくい
→ 血中では足りてるのに、細胞の中はビタミンC不足
→ 抗酸化力ダウン → 血管ボロボロ → 合併症

ってこと。

これ、めちゃくちゃ「しっくりくる」人、多いと思います。

・血糖がいい感じにコントロールされてるのに
→ 目、腎臓、神経のトラブルがじわじわ進む

・インスリンや薬は増やしたくないから糖質は減らした
→ でも疲れやすさやメンタルはあまり改善しない

「なんか釈然としない…」
このモヤモヤの正体の一つが、「細胞の中の栄養失調」なんです。

—

ここで、頭の中を整理してみましょう。

多くの人のイメージは

【糖尿病の図(イメージ)】
糖質のとりすぎ
→ 血糖値アップ
→ インスリンたくさん
→ インスリンが効かなくなる(抵抗性)
→ 糖尿病

なので対策も

→ 糖質カット
→ 運動
→ 薬 or インスリン

ここで止まりがち。

でも全体像はもっと層が深くて

【3階建てモデル】

1階:血糖コントロール(薬・インスリン・GLP-1など)
2階:代謝の調整(低糖質・ケトジェニックなど)
3階:システムの回復(オーソモレキュラー的アプローチ)

3階でやることは、例えば

・ビタミンC、B群、マグネシウム、ビタミンDなどの最適化
・ミトコンドリアのサポート(コエンザイムQ10、αリポ酸など)
・ストレスホルモン(コルチゾール)、甲状腺、性ホルモンのバランス調整
・重金属や環境毒性の評価とデトックスサポート

こういう「地味だけど効く」部分です。

—

身近な例えで言うと

・1階:とりあえず漏れている水をバケツで受ける
・2階:水道の元栓を少し締める
・3階:そもそもの配管を総点検して、サビや詰まりを直す

糖尿病のケアで多いのは

→ 1階で頑張ってバケツを増やす(薬の追加)
→ 2階で水道を締めてみる(糖質制限)

だけど、配管(=細胞・血管・ミトコンドリア・栄養状態)を見ずにやってる感じなんです。
だから

「ずっと水仕事してるのに、家はどんどん傷んでいく」

みたいな現象が起きやすい。

—

僕から見ると、この論文が言っている一番のポイントは

「糖尿病は“高血糖の病気”ではなく、“栄養失調と酸化ストレスで壊れたシステムの最終形の一つ”」

ってこと。

だから必要なのは

・血糖値を下げる技術
だけじゃなくて

・細胞の中にちゃんと栄養を届けるしくみを回復すること
・サビを減らして、エネルギー産生を正常化すること

なんです。

—

ここまで読むと、こんな声が聞こえてきます。

「そんなに色々やるの、正直めんどくさい…」
「サプリを増やせって話でしょ?」
「医者に任せておけばいんじゃないの?」

その感覚もよく分かります。

でも視点をちょっと変えると

→ ただ薬を増やすゲームから
→ 自分の体のシステムを理解して“メンテナンスできる人”になるゲーム

にアップデートできる。

これは、将来の医療費、自分の自由度、やりたいことの持久力、全部に効いてくる投資です。

—

だから僕は、糖尿病の人はもちろん、「境界型」や「家族に糖尿病が多い人」ほど

・血糖値の見方
・糖質の付き合い方
・そして「細胞レベルの栄養療法(オーソモレキュラー)」

を早めに学ぶべきだと思っています。

血糖値だけじゃなく

→ 自分のビタミン・ミネラル状態
→ ミトコンドリアの元気さ
→ ストレスとホルモンのバランス

ここまで見えるようになると、「なんとなく不調」がちゃんと地図を持った「攻略可能な課題」に変わっていきます。

次回は、この記事にも出てきた

・ビタミンC
・ビタミンD
・ビタミンB1
・マグネシウム

あたりを中心に、「糖代謝と細胞の元気」にどう効くのか、もう少し踏み込んで話しますね。

また書きますね!

一般

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